カンアオイの先輩から頂いた、イワタバコ科 Gesneriaceae
イワタバコ属 Conandron に属する、イワタバコ ( 岩煙草 ) の花が
咲いています。
葉に黄色い散り斑が入った株です。
イワタバコは、
岩手県、秋田県以南の本州、四国、九州 ( 西表島が南限 ) に
分布しています。
西表島に分布する、
タイワンイワタバコ ( イリオモテイワタバコと統合 ) が、
本種のシノニムになる前は、鹿児島県十島村の悪石島が、
南限でした。
山地の日陰の湿った岩壁などに自生しています。
国外は、台湾、中国の安徽・浙江・江西・福建省に
分布しています。
学名は、
Conandron ramondioides
です。
シノニムは、
Conandron minor
Conandron ramondioides var. leucanthus
Conandron ramondioides f. leucanthus
Conandron ramondioides var. pilosum・・・・・・ケイワタバコ
Conandron ramondioides f. pilosum・・・・・・・・ケイワタバコ
Conandron ramondioides var. pilosus
Conandron ramondioides f. pilosus
Conandron ramondioides var. ryukyuensis・・イリオモテイワタバコ
Conandron ramondioides var. typicus
Conandron ramondioides f. variegatum
が、あります。
尚、
タイワンイワタバコ
Conandron ramondioides var. taiwanensis は、
本種のシノニムから外れ、変種に戻りました。
日本では、若芽を山菜として利用されていますが、
苦そうだし、私は食べたことがありません。
中国名は苦苣苔で、毒蛇の咬傷薬に使用されているそうです。
台湾産の名前は、臺灣苦苣苔でしたが、シノニムになりましたので、
苦苣苔になります。
2018年8月19日に頂いた株です。
今年のイワタバコは、この鉢しか咲いていません。
たくさん咲いてくれました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
花序の拡大です。
花の拡大です。
横側です。
葉の斑模様です。
斑の色は、白っぽくなっています。