カンアオ展示会で購入した、バラ科 Rosaceae ワレモコウ属 Sanguisorba に
属する、ワレモコウ ( 吾亦紅 ) の花が咲き終わります。
葉に白い斑が入る、斑入り株です。
ワレモコウは、
北海道、本州、四国、九州 ( 種子島以北に分布 ) に分布し、
日当たりのよい草地・疎林などに自生しています。
国外は、
中国 ( 華南を除く )、台湾、朝鮮半島、シベリア~
イラン~ヨーロッパ ( ポルトガル、フィンランドは
非分布、デンマークは疑問 ) 、
アメリカ ( カリフォルニア州~アラスカ州、東部の一部州 ) 、
カナダ ( ブリティッシュ コロンビア州、ノースウエスト準州、
ユーコン準州 ) に、分布しています。
学名は、
Sanguisorba officinalis
です。
シノニムは、
Sanguisorba formosana
Sanguisorba glandulosa
Sanguisorba officinalis var. carnea
Sanguisorba officinalis var. officinalis
Sanguisorba officinalis f. pilosella
の他にもあり、計98種もあります。
中国名は地榆で、止血、火傷などの生薬として
用いられています。
2015年5月2日に購入した株です。
まずまずの開花です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
花序の拡大です。
花の中央には、雌蕊の白っぽい ( 赤紫に見える ) 柱頭があります。
その周りに葯が弾けて黄色い花粉が見える4本の雄蕊があります。
その周りに赤紫色の4枚の萼片が見えますが、下の方は開いていません。
開いていない下の方の萼横には、先端が白く毛羽立った、
苞がはっきり見えますが、
小苞は、短いためか、確認することができません。
上から見ました。
花の拡大です。
中央の白い柱頭が、赤く写っています。
葯が弾けて、黄色い花粉が出た花です。
残念ながら、中央の柱頭は見えません。
葯が弾けた別の花で、斜め横から見ました。