岐阜県の中新世の板鰓類、瑞浪層群のサメの歯とエイの歯の化石です。
2010年産の1日分で、2010年の採集品では3回目です。
産地は、g1です。
1日に採集した歯で、単品で4種16本あります。
10本/日以上で、「まあ良し」の日ですが、
カスザメの歯が採れたので、
「良かった」の日です。
メジロザメ類の sp.1は、7本、
ウシバナトビエイ類は、4本でした。
尚、瑞浪層群は、
岐阜県の瑞浪市、恵那市、土岐市、多治見市、可児市、
美濃加茂市、御嵩町、川辺町、八百津町など、
愛知県の瀬戸市、豊田市、犬山市に分布します。
瑞浪市 松ヶ瀬の土岐川にある河原は有名です。
学名 番号なし････････メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.1
3･･･････････････メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.2
7･･･････････ウシバナトビエイ類(リノプテラ) Rhinoptera sp.
8･･････････････････ カスザメ類(スクアチナ) Squatina sp.2
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2010年
採集者 筆者 kulif
番号なしは、メジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1です。
上顎歯4本、下顎歯3本で、舌側です。
( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
3番は、メジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.2 です。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
sp.2にしては、大きなサイズの歯です。
鋸歯が荒く、遠心側に欠刻があります。
残念ながら、咬頭が欠けています。
7番は、ウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. です。
左から、折れた中央歯、第2側歯、第3側歯、歯根が摩耗した第3側歯で、
下が唇側です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
8番は、カスザメ類 ( スクアチナ ) Squatina sp.2 です。
舌側です。 ( カスザメ科、カスザメ属の未定種 )
左端と、左から3番目は、咬頭が欠けています。
少ないカスザメが、これだけ採れることは、なかなかありません。
