山野草などの鉢に自然に生えてきた、ユリ科 Liliaceae ユリ属 Lilium に属する、
タカサゴユリ ( 高砂百合 ) の花が咲いています。
ホソバテッポウユリ、タイワンユリの別名があります。
タカサゴユリは、
台湾の固有種です。
日本には、大正時代の末期の1924年に移入され、帰化植物になり、
宮城県以南の本州 ( 日本海側沿岸の福井県以北は非分布 )、
四国、九州 ( 南西諸島の沖縄諸島・奄美諸島を含む ) に
分布しています。
路傍・堤防の草地、耕作放棄地、林縁、庭地などで、
日当たり地の他、日陰にも自生しています。
風媒花で、テッポウユリとの交雑もするらしく、
問題になっているようです。
学名は、
Lilium formosanum
です。
シノニムは、
Lilium longlflorum var. formosanum
Lilium formosanum var. pricei
Lilium philippinense var. formosanum
Lilium zairei
が、あります。
台湾では、台灣百合・野百合・喇叭花 などとも言い、
人間には、無毒 ? のようで、
苦みがあるものの、食用と書いてありますが、
何かの処理をしているのかもしれません。
少し離れた国道脇に、たくさん咲いていますので、
そこから、種子が風に乗って飛んできて、
今年も数芽くらい芽生えました。
そのうち、抜き捨てなかった3鉢が、開花しました。
結実する前、花を切り捨てます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
花の拡大です。
横側です。
葉の拡大です。