静岡県の更新世の哺乳類、鯨偶蹄目 Cetartiodactyla で、
ウシ亜目 Ruminantia シカ科 Cervidae シカ属 Cervus に属する
ニホンムカシジカの足の骨で、基節骨の化石です。
ムカシジカの別名があります。
有名な谷下にある、石灰岩採石場において、
茶色の石灰岩裂罅堆積物をかき出し、水たまりで篩って
採集しました。
良い裂罅を見つけないと採れません。
シノニムは、
Cervus (Nipponicervus) praenipponicus
Nipponicervus praenipponicus
が、あります。
学名 Cervus praenipponicus
時代 後期更新世 谷下層 上部層 谷下石灰岩裂罅堆積物
産地 静岡県 浜松市 北区 引佐町 花平 谷下
採集日 1993年2月12日
採集者 筆者 kulif
基節骨です。
外側面です。
底側面です。
上の近位端は、中足骨、種子骨と関節します。
残念ながら、少々欠けています。
下の遠位端は中節骨と関節します。
左が内側面、右が外側面です。
背側面です。
左が外側面、右が内側面です。
外側面です。
内側面です。
近位端です。
遠位端です。