沖縄県の更新世の腹足類、巻貝の陸貝 ( 陸産貝 ) である、
カタツムリの仲間のマイマイで、オナジマイマイ科 Bradybaenidae
オオベソマイマイ属 Aegista に属する、アカマイマイの化石です。
宮古島から西へ船で渡った伊良部島で採集しました。
( 今は、橋で繋がっています。)
すぐ横には、沖縄の航空機パイロット養成所のある、
有名な下地島が橋で繋がっています。
蝶の採集をしてから、サトウキビ畑のなかにあるドリーネへ降りました。
神聖な御嶽があるところのため、
礼拝し、良い物が採れますようにと、お願いし、
ガイドブックに書いてあった浅い ? 小さな洞窟に、
2m位入って採集しました。
運良く、シカの代表化石が付いた石等がたくさん採れ、
感謝してきました。
ここでは、普通種だと思います。
シノニムは、
Aegista (Aegista) oculus
Aegista typinsana
Helix oculus
Helix typinsana
が、あります。
現生種で、
宮古島、伊良部島、池間島に分布しています。
韓国産は、名前が눈배꼽달팽이で、
韓国のRed Data Bookでは、Not-evaluate ( 未評価 )です。
時代
殻の色が抜けているので、化石としました。
完新世かもしれませんが、更新世としました。
尚、
アカマイマイ科 Acavidae に属する、
スリランカ産のマイマイ、Acavus haemastoma を
同じアカマイマイの和名を使用し、
所持している国内博物館が数館あります。
このようなこともあります。
学名 Aegista oculus
時代 更新世 後期 洞窟堆積物 ノロジカ化石床
採集地 沖縄県 宮古市 伊良部島
採集日 1998年11月14日
採集者 筆者 kulif
殻口側です。
背面側です。
白いラインがあります。
殻口の90度右側です。
殻頂側です。
殻底側です。
大きなへそです。
殻口と平行に撮りました。