静岡県の更新世の板鰓類、サメの歯で、ドチザメ科 Triakidae
イコクエイラクブカ属 ( ガレオリーヌス属、ガレオリヌス属 ) Galeorhinus
に属する、未定種の歯の化石です。
有名な土砂採り場の産です。
地面に穴を掘り、ビニールシートを敷き、簡易のたらいを作り、
入口の水溜まりから水を運び、水篩して採集しました。
掛川層群としては、多い種類ですが、
ここでは、少ない種類です。
上顎歯は、似た種が多いので、間違いやすいですが、
主咬頭が太いので、イコクエイラクブカ属としました。
尚、この属の現生種は、日本近海では獲れていないとのことです。
学名 Galeorhinus sp.
時代 前期更新世 前期 掛川層群 大日層 ( 大日砂層 )
産地 静岡県 掛川市 本郷東
採集日 1991年8月3日
採集者 筆者 kulif
上顎歯で、舌側です。
唇側です。
歯冠側です。
歯根側です。
遠心側です。