カンアオイの大先輩から購入した、ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae
カンアオイ属 Asarum に属する、オトメアオイ ( 乙女葵 ) の変種と
される、スントウカンアオイ ( 駿東寒葵 ) の花が、まだ咲いています。
青軸、無模様葉、準素芯の花の株です。
スントウカンアオイは、静岡県東部の固有変種と思われます。
学名は、
Asarum savatirri var. suntoh nom. nud.
です。
スントウカンアオイの学名は、
裸名 nomen nudum つまり、無効名で、
記載が不十分だったため、
正式な学名として認められていません。
従って、
国科博の日本固有種目録、Ylist、
レッドデータリストに採用されず、
The Plant List は、Unresolved (未決定) にもせず、
国際的にも、認められていないカンアオイです。
つまり、
日本の園芸家の間のみで、
区別されているカンアオイです。
尚、
カンアオイの今後の記載は、
分析費用の高い、核DNAの解析が必要すが、
解析しても、オトメアオイと区別できない可能性が
あると思われます。
2011年9月9日に購入した株を、2016年4月2日に株分けした株です。
久しぶりに開花しました。･････････････････････････････kulifの家にて
花の拡大です。
萼筒側です。
葉の拡大です。
