岐阜県の中新世の板鰓類、瑞浪層群のサメの歯とエイの歯・尾棘の化石です。
2009年産の1日分で、2009年の採集品では7回目です。
産地は、g1とg1から見えるg1cです。
1日に採集した歯で、単品と母岩付きで6種9本あります。
1桁で、5本/日を越したので、
「良くも悪くもない、まあまあ」の日ですが、
アカエイ属の尾棘が採れたので、
「大変良かった」の日です。
メジロザメ類の sp.1は、3本、
ウシバナトビエイ類は、1本でした。
尚、瑞浪層群は、
岐阜県の瑞浪市、恵那市、土岐市、多治見市、可児市、
美濃加茂市、御嵩町、川辺町、八百津町など、
愛知県の瀬戸市、豊田市、犬山市に分布します。
瑞浪市 松ヶ瀬の土岐川にある河原は有名です。
学名 番号なし・・・・・・・・メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.1
3・・・・・・・・・・・・・・・メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.2
4・・メジロザメ類(カルカリヌス アカントドン) Carcharhinus acanthodon
6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツノザメ類(スクアルス) Squalus sp
7・・・・・・・・・・・ウシバナトビエイ類(リノプテラ) Rhinoptera sp.
21・・アカエイ類(未確定属のダシアチス ニッポネンシス)
“Dasyatis ” nipponesis
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2009年
採集者 筆者 kulif
この当時は、採集本数記録アップのため、
欠けた歯でも歯冠があれば、採集・保管していました。
尚、
サメの歯や貝などの種類は、どうでもよいと思いませんし、
訪問者に誤解を与えないため、
できるだけ正しい名前を調べています。
文献はもとより、カラー写真を見て調べます。
名前を知って、化石採集が更に楽しくなるようにしています。
また、採集データも、できるだけ詳しく残しています。
後日、役に立つ化石として残し、ゴミにしないためです。
( 採集日、詳しい場所、採集者名など )
・・Net地図データもミスがありますので、
3社を見ています。
g1の産地です。
番号なしは、メジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1です。
上顎歯1本、下顎歯2本で、舌側です。
( メジロザメ科、メジロザメ属 の未定種 )
3番は、メジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.2 です。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
6番は、ツノザメ類 ( スクアルス ) Squalus sp. です。
舌側です。 ( ツノザメ科 、ツノザメ属の未定種)
7番は、ウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. です。
第2側歯で、歯根側です。
下が唇側です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
21番のアカエイ類(未確定属のダシアチス ニッポネンシス)
“Dasyatis ” nipponesis の尾棘で、母岩付きです。
腹面側です。 ( アカエイ科、アカエイの未確定属 )
横から見ました。
地圧の加わり具合により、腹面側へ湾曲しています。
先端部を拡大しました。
g1cの産地です。
4番のメジロザメ類(カルカリヌス アカントドン)Carcharhinus acanthodon
です。上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属 )
6番のツノザメ類 ( スクアルス ) Squalus sp. の母岩付きです。





