静岡県の更新世の腹足類、巻貝のエゾバイ科 Buccinidae で、
シフォナリア属 ( ミクリガイ属 ) Siphonalia に属する、
ミカドミクリガイの仲間、シフォナリア ミカドの化石です。
アッキガイが豊産した、道路沿いの小さな土砂採り場での採集です。
少ない種類です。
Siphonalia hyperodon を
シノニムとする資料があります。
尚、
近似種に、ミカドミクリガイ Siphonalia concinna があり、
和名が無い Siphonalia mikado との同定で、混乱しています。
東大標本を参考にし、
Siphonalia mikado と、しました。
それから、Siphonalia mikado に、
ミカドミクリガイの和名を使用する資料館は、
2館しかなく、
殆どの資料館は、 Siphonalia concinna に、
ミカドミクリガイ ( ミカドミクリ ) の和名を使用しています。
( 何故、こんなことになったか、調べていません。 )
但し、
Siphonalia mikado を
Siphonalia concinna のシノニムとする説もあります。
学名 Siphonalia mikado
時代 前期更新世 前期 掛川層群 大日層 (大日砂層)
産地 静岡県 掛川市 遊家
採集日 2014年10月18日
採集者 筆者 kulif
殻口側です。
背面側です。
殻頂側です。
前溝側です。