岐阜県の中新世の板鰓類、瑞浪層群のサメの歯とエイの歯の化石です。
2006年産の1日分で、2006年の採集品では9回目です。
産地は、g1です。
1日に採集した歯で、単品と母岩付きで2種8本あります。
1桁で、5本/日を越したので、
「良くも悪くもない、まあまあ」の日ですが、
ウシバナトビエイの第4側歯が採れたので、
「良かった」の日です。
メジロザメ類の sp.1は、6本、
ウシバナトビエイ類は、2本でした。
尚、瑞浪層群は、
岐阜県の瑞浪市、恵那市、土岐市、多治見市、可児市、
美濃加茂市、御嵩町、川辺町、八百津町など、
愛知県の瀬戸市、豊田市、犬山市に分布します。
瑞浪市 松ヶ瀬の土岐川にある河原は有名です。
学名 番号なし・・・・・・・・メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.1
7・・・・・・・・・・ ウシバナトビエイ類(リノプテラ) Rhinoptera sp.
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2006年
採集者 筆者 kulif
この当時は、採集本数記録アップのため、
欠けた歯でも歯冠があれば、採集・保管していました。
尚、
サメの歯や貝などの種類は、どうでもよいと思いませんし、
訪問者に誤解を与えないため、
できるだけ正しい名前を調べています。
文献はもとより、カラー写真を見て調べます。
名前を知って、化石採集が更に楽しくなるようにしています。
また、採集データも、できるだけ詳しく残しています。
後日、役に立つ化石として残し、ゴミにしないためです。
( 採集日、詳しい場所、採集者名など )
・・Net地図データもミスがありますので、
3社を見ています。
番号なしは、メジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1です。
上顎歯2本、下顎歯3本で、舌側です。
( メジロザメ科、メジロザメ属 の未定種 )
7番は、ウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. です。
第1側歯と第4側歯の歯根側で、
下が舌側です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
7番の第4側歯の拡大です。
歯根側です。 歯冠咬合面側です。
番号なしのメジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1の母岩付きです。
上顎歯で、唇側です。
( メジロザメ科、メジロザメ属 の未定種 )