長野県の中新世の板鰓類、サメの歯で、メジロザメ科 Carcharhinidae
メジロザメ属 ( カルカリヌス属 カルチャリヌス属 ) Carcharhinus に
属する、未定種の歯の化石です。
友人と二人で訪れた、小さな崖での採集です。
少ない歯だと思います。
この歯の特徴は、
①小さい。
②鋸歯は細かい。
③遠心側に欠刻がある。
④欠刻の遠心側の鋸歯は、第2鋸歯が最大になる。
です。
瑞浪層群で採集されている、
Carcharhinus sp.3 に、似ていますが、
異なるとしました。
学名 Carcharhinus sp.
時代 前期中新世 富草層群
産地 長野県 阿南町
採集日 2015年5月17日
採集者 筆者 kulif
唇側です。
遠心側の鋸歯の欠刻部を拡大しました。
盛り上がった板状副咬頭に、鋸歯があるように見えます。
近心側の鋸歯も不連続で変化しています。