岐阜県の中新世の板鰓類、瑞浪層群のサメの歯とエイの歯の化石です。
この産地の2000年産の1日分で、2000年の採集品では8回目です。
産地は、a1です。
1日に採集した歯で、単品と母岩付きで4種10本あります。
10本/日以上で、「まあ良し」の日ですが、
折れていない、長いマダラトビエイが採れたので、
「大変良かった」の日です。
メジロザメ類の sp.1は、4本、
ウシバナトビエイ類は、3本でした。
尚、瑞浪層群は、
岐阜県の瑞浪市、恵那市、土岐市、多治見市、可児市、
美濃加茂市、御嵩町、川辺町、八百津町など、
愛知県の瀬戸市、豊田市、犬山市に分布します。
瑞浪市 松ヶ瀬の土岐川にある河原は有名です。
学名 番号なし・・・・・・・・・・・メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.1
2・・メジロザメ類(カルカリヌス エジャートニ) Carcharhinus egertoni
7・・・・・・・・・・・・・・ウシバナトビエイ類(リノプテラ) Rhinoptera sp.
28・・マダラトビエイ類(アエトバツス アルクアトゥス) Aetobatus arcuatus
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2000年
採集者 筆者 kulif
この当時は、採集本数記録アップのため、
欠けた歯でも歯冠があれば、採集・保管していました。
尚、
サメの歯や貝などの種類は、どうでもよいと思いませんし、
訪問者に誤解を与えないため、できるだけ正しい名前を調べています。
文献はもとより、カラー写真を見て調べます。
名前を知って、化石採集が更に楽しくなるようにしています。
また、採集データも、できるだけ詳しく残しています。
後日、役に立つ化石として残し、ゴミにしないためです。
( 採集日、詳しい場所、採集者名など )
・・・・・・Net地図データもミスがありますので、3社を見ています。
番号なしは、メジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1です。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
2番は、メジロザメ類 ( カルカリヌス エジャートニ ) Carcharhinus egertoni です。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属 )
7番は、ウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. です。
第1側歯で、歯冠咬合面です。
上が、唇側です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
28番は、マダラトビエイ類 (アエトバツス アルクアトゥス) Aetobatus arcuatus です。
喉側 ( 舌側 )で、上が歯冠咬合面です。 ( トビエイ科、マダラトビエイ属 )
アルクアアトゥスとしていますが、への字に曲がっていないので、
マダラトビエイ A. narinari に近い、別種の可能性が高いと思います。
大珍品です。歯根が少々かけていますが、折れていません。
このような歯を所持している博物館を知りません。博物館寄贈予定品です。
番号なしのメジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1の母岩付きです。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
番号なしのメジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1の母岩付きです。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
番号なしのメジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.1の母岩付きです。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属の未定種 )
中央歯に近い歯です。
2番のメジロザメ類 ( カルカリヌス エジャートニ ) Carcharhinus egertoni の
母岩付きです。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属 )
7番のウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. の母岩付きです。
位置不明歯で、歯冠咬合面です。
下が唇側で、折れています。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
7番のウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. の母岩付きです。
中央歯で、歯冠咬合面です。
下が唇側です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )






