富山県の中新世の斧足類、二枚貝で、フタバシラガイ科 Ungulinidae
フタバシラガイ属 ( ディプロドンタ属 ) Diplodonta に属する、
メイセンウソシジミの化石です。
川の左岸で、やや高い崖から出てきました。
ここでは、珍しい種類です。
シノニムは、
Cycladicama ferruginata ・・・WMSDB 採用の学名
Diplodonta gravis・・・・・・・・・・WMSDB採用のシノニム
Diplodonta utcholokensis・・・WMSDB採用のシノニム
Taras ferruginata ・・・・・・・・・・fossilworks 採用のシノニム
Taras gravis ・・・・・・・・・・・・・・・WMSDB 採用のシノニム
が、あります。
また、
Cycladicama ferruginatum
の使用例がありますが、よく分かりません。
以上、
混乱していますが、学名は、fossilworks に従いました。
尚、
Holotypeは、
北朝鮮の咸鏡北道 吉州郡 英北面 金松洞 ( きんしょうどう ) にある、
明川層群の上部層である、
万戸洞層 ( 萬戸洞層 萬戸層 ) で産しました。
メイセンは、
この明川から採られています。
学名 Diplodonta ferruginata
時代 中期中新世 黒瀬谷層
産地 富山県 富山市 八尾町 柚木( ゆのき )
採集日 2003年5月29日
採集者 筆者 kulif
左殻です。
殻頂側です。
やや膨れています。
後端側です。
腹縁側です。