カンアオイの大先輩から購入した正月の縁起植物で、サクラソウ科 Primulaceae
ヤブコウジ属 Ardisia に属する、カラタチバナ ( 唐橘 ) で、園芸品種の銘品である、
「雲竜」の系統の果実 ( 実 ) が白くなりました。
植物としての名は、カラタチバナ ( 唐橘 ) ですが、
古典園芸植物界では、一両、十両、千両、万両、億両とともに、
正月の縁起植物として扱われ、
カラタチバナより、ヒャクリョウ ( 百両 ) の名のほうが知られていると思います。
白い斑が入った縮れ葉で、白実がなります。
「雲竜」ではなく、系統です。
カラタチバナは、
本州 ( 新潟県・福島県以南 )、四国、九州 ( 南西諸島を含む ) に分布し、
薄暗い林床に自生しています。
国外では、
台湾、中国 ( 浙江省-安徽省-湖北省-四川省-雲南省-広西チワン族自治区
-広東省ライン以東 )
済州島など朝鮮南部の島嶼 、ベトナム、ラオス、カンボジア、
インド ( アッサムなど、北東地方の7州 ) に分布しています。
学名は、
Ardisia crispa
です。
シノニムは、
Ardisia crispa var. amplifolia
Ardisia crispa var. crispa
Ardisia crispa var. dielsii
Ardisia crispa var. elegans
Ardisia crispa f. leucocarpa
Ardisia crispa f. xanthocarpa
Ardisia dielsii
Ardisia henryi
Ardisia henryi var. dielsii
Ardisia hortorum
Ardisia hortorum var. brachysepala
Ardisia multicaulis
Ardisia simplicicaulis
Ardisia undulata
Bladhia crispa
Bladhia crispa var. dielsii
Tinus crispa
Tinus henryi
Tinus undulata
が、あります。
尚、
以前は、ヤブコウジ科に属していました。
中国名は百两金で、胃炎痛、歯痛などの生薬になるようです。
また、抗菌作用や毒蛇の解毒作用もあるそうです。
台湾名は、百兩金です。
2017年7月1日に購入した株です。
一昨年から果実が付くようになりました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
今年は、純白に近い色になりました。
果実の拡大です。
花落ち部分側です。
縮れ葉の斑模様です。