岐阜県の中新世の板鰓類、瑞浪層群産で、板鰓亜綱の椎体とエイの歯の化石です。
2002年産の1日分で、2002年の採集品では41回目です。
産地はg1です。
1日に採集した椎体と歯で、母岩付きで2種2本あります。
1桁で、5本/日以下なので、「今日はダメだった」の日です。
メジロザメ類の sp.1のサメの歯は、0本、
ウシバナトビエイ類は、1本でした。
尚、瑞浪層群は、
岐阜県の瑞浪市、恵那市、土岐市、多治見市、可児市、
美濃加茂市、御嵩町、川辺町、八百津町など、
愛知県の瀬戸市、豊田市、犬山市に分布します。
瑞浪市 松ヶ瀬の土岐川にある河原は有名です。
学名 7・・・・・・・ウシバナトビエイ類(リノプテラ) Rhinoptera sp.
17・・・・・・・・・・脊椎骨の椎体 板鰓亜綱 Elasmobranchii gen. et sp. indet.
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2002年
採集者 筆者 kulif
この当時は、採集本数記録アップのため、
欠けた歯でも歯冠があれば、採集・保管していました。
尚、
サメの歯や貝などの種類は、どうでもよいと思いませんし、
訪問者に誤解を与えないため、できるだけ正しい名前を調べています。
文献はもとより、カラー写真を見て調べます。
名前を知って、化石採集が更に楽しくなるようにしています。
また、採集データも、できるだけ詳しく残しています。
後日、役に立つ化石として残し、ゴミにしないためです。
( 採集日、詳しい場所、採集者名など )
・・・・・・・・Net地図データもミスがありますので、3社を見ています。
7番のウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. の母岩付きです。
歯冠咬合面で、第1側歯です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
17番の板鰓亜綱の未定種 Elasmobranchii gen. et sp. indet. で、母岩付きです。
脊椎骨の椎体 centrum of vertebra です。
面観は亜円形です。 ( 板鰓亜綱の未定種)
側面です。
薄いので、サメ亜区 Selachii かもしれません。
神経弓溝側です。( 背中側 )
血管弓溝側です。( 腹部側 )
