岐阜県の中新世の板鰓類、瑞浪層群産で、サメの歯とエイの歯の化石です。
2002年産の1日分で、2002年の採集品では23回目です。
産地はg1です。
1日に採集した歯で、母岩付きで4種5本あります。
1桁で、5本/日以下なので、「今日はダメだった」の日ですが、
保存の良い4種が採れ、しかもカスザメが採れたので、
「今日は良い日」です。
メジロザメ類の sp.1は、0本、
ウシバナトビエイ類は、2本でした。
尚、瑞浪層群は、
岐阜県の瑞浪市、恵那市、土岐市、多治見市、可児市、
美濃加茂市、御嵩町、川辺町、八百津町など、
愛知県の瀬戸市、豊田市、犬山市に分布します。
瑞浪市 松ヶ瀬の土岐川にある河原は有名です。
学名 3・・・・・・・・・・・・・・・・ メジロザメ類(カルカリヌス) Carcharhinus sp.2
6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ツノザメ類(スクアルス) Squalus sp.
7・・・・・・・・・・・・・ウシバナトビエイ類(リノプテラ) Rhinoptera sp.
8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カスザメ類(スクアチナ) Squatina sp.2
時代 前期中新世 後期 瑞浪層群
産地 岐阜県
採集日 2002年
採集者 筆者 kulif
この当時は、採集本数記録アップのため、
欠けた歯でも歯冠があれば、採集・保管していました。
尚、
サメの歯や貝などの種類は、どうでもよいと思いませんし、
訪問者に誤解を与えないため、できるだけ正しい名前を調べています。
文献はもとより、カラー写真を見て調べます。
名前を知って、化石採集が更に楽しくなるようにしています。
また、採集データも、できるだけ詳しく残しています。
後日、役に立つ化石として残し、ゴミにしないためです。
( 採集日、詳しい場所、採集者名など )
・・・・・・・・Net地図データもミスがありますので、3社を見ています。
3番のメジロザメ類 ( カルカリヌス ) Carcharhinus sp.2 です。
上顎歯で、舌側です。 ( メジロザメ科、メジロザメ属 の未定種 )
6番のツノザメ類 ( スクアルス ) Squalus sp. です。
舌側です。 ( ツノザメ科 、ツノザメ属の未定種)
8番のカスザメ類 ( スクアチナ ) Squatina sp.2 の舌側です。
たいへん少ない種類です。 ( カスザメ科、カスザメ属の未定種 )
7番のウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. です。
歯冠咬合面側で、第1側歯です。
上端が唇側です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )
7番のウシバナトビエイ類 ( リノプテラ ) Rhinoptera sp. です。
唇側で、第1側歯です。 ( トビエイ科、ウシバナトビエイ属の未定種 )




