二ホンサクラソウの大先輩から頂いた、ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
アオガンピ属 Wikstroemia に属する、インドガンピ ( 印度雁皮 ) の実生品の果実が、
赤くなりました。
ヤンバルガンピ、シマガンピの別名があります。
インドガンピは、
台湾、フィリピン、
中国 ( 浙江、福建省、広東省-湖南省-貴州省-四川省-雲南省 ライン以南) 、
ベトナム、インドなどに分布し、
山地・丘陵地の林内・林縁に自生しています。
学名は、
Wikstroemia indica
です。
シノニムは、
Capura purpurata
Daphne cannabina
Daphne indica
Daphne viridiflora
Wikstroemia indica var. viridiflora
Wikstroemia ovalifolia
Wikstroemia pachyphylla
Wikstroemia pulgarensis
Wikstroemia purpurata
Wikstroemia rotundifolia
Wikstroemia shuttleworthii
Wikstroemia subcoriacea
Wikstroemia valbrayi
Wikstroemia viridiflora
Wikstroemia viridiflora var. acuta
などが、あります。
中国名は了哥王で、有毒植物ですが、腫など、いろいろな疾病の生薬になるようで、
樹皮は、高級紙、人工綿の材料にもなるようです。
台湾名は、南嶺蕘花です。
日本では、
上述したように、ヤンバルガンピ、シマガンピとも称され、
盆栽として、人気がありますが、
日本 ( 沖縄本島 ) にも原産しているように、勘違いされています。
葉や果実を食べると、めまい、嘔吐、腹痛、下痢などを起こすようで、
赤く熟しても食べられないのが、残念です。
今春、親木は根腐りで枯らしてしまいましたが、
実生品が残り、花が咲き、果実が赤くなってくれました。
良かった ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulif の家にて
果実の拡大です。
底側です。
写真を撮り終わり、部屋に戻ったら、凄い音の豪雨。
パソコンで調べたら、50mm以上/時間の雨域に入っていました。
5分くらいで止んでくれましたが、これだけ雨が続くと、植物への悪影響が心配です。


