長野県の中新世の板鰓類、サメの歯で、メジロザメ科 Carcharhinidae
メジロザメ属 ( カルチャリヌス属 カルカリヌス属 ) Carcharhinus に属する、
アカントドン acanthodon の歯の化石です。
友人と二人で訪れた、小さな崖での採集です。
普通種です。
シノニムは、
Carcharias (Hypoprion) acanthodon
Carcharias acanthodon
Galeocerdo acanthodon
Hypoprion acanthodon
が、あります。
尚、以前は、レモンザメの仲間で、
“Negaprion” cfr. acanthodon
や、
Negaprion sp.
と、呼んでいました。
学名 Carcharhinus acanthodon
時代 前期中新世 富草層群
産地 長野県 阿南町
採集日 2014年 4月
採集者 筆者 kulif
下顎歯の唇側です。
鋸歯はありません。
歯冠側です。
左が遠心側です。
遠心側の咬頭基底に、欠刻があります。これがアカントドンの下顎歯の特徴の一つです。
その右の板状に見えるのは、副咬頭です。


