漸新世のサメの仲間、芦屋層群のシロワニ類のカルカリアス属 Carcharhias に、
属する、アクチッシマの歯の化石です。
副咬頭が、一対あり、歯冠舌側に細い条線があります。
山鹿層で、一番たくさん採れるサメの歯の化石です。
学名 Carcharias acutissima
時代 前期漸新世 後期 山鹿層
産地 北九州市 小倉北区 藍島
採集日 1993年 8月
採集者 筆者
舌側から見た写真
(右側の副咬頭は、折れています。)

次は、歯の唇側が見える個体です。
これは、少し小さいですが、歯の生える部位により、高さ、幅が異なります。
(一般に、奥の方は、歯冠が後傾し、小さい。)
学名 Carcharias acutissima
時代 前期漸新世 後期 山鹿層
採集地 北九州市 小倉北区 藍島
採集日 1991年8月
採集者 筆者

次は、ネコザメ類(ヘテロドンツス)の歯とシロワニ類の歯が付いた母岩です。
同時に住んでいたことがわかります。
シロワニの類 (左側) ネコザメ類 (右側)
学名 Carcharias acutissima 学名 Heterodontus sp.
時代 前期漸新世 後期 陣ノ原層
産地 下関市 彦島
採集日 1996年5月
採集者 筆者
