江戸時代の宝永5年に発行された、宝永通宝(寶永通寶)のエラー銭です。(直径約37.5mmあり、10文で通用しました。)
 背に、永久世用の文字と珍の刻印があります。これは、古銭界で、深冠の永世間「珍」と呼ばれるものです。
 
このエラー銭は、背が錯笵で、用の文字と輪の一部が、郭の上部に写っています。
 輪だけなら、たまにありますが、字まで写るのは、大変珍しいと思います。
 
面側で、正常です。
寶の字のウ冠が浅いため、浅冠と呼ばれます。(ポピュラー品)
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背側で、錯笵エラーになっています。
郭の上に、用の字 左上に輪が写っています。
 
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