福岡県の漸新世の板鰓類、サメの歯で、ネコザメ科 Heterodontidae

   ネコザメ属 ( ヘテロドントゥス属、ヘテロドンタス属 ) Heterodontus に属する、

   未定種の歯の化石です。

 
   ここでは、シロワニ類と肩を並べて、たくさん採れる種類です。
 
  サメに属しますが、エイのような歯があります。
 
   前の方 ( 口先の方 ) には、小さな尖った歯が並び、
      後の方に、写真のようなブロック状の大小色々なサイズの歯が、
      規則正しく石畳のように並び、咬合面を作り、貝などを砕いて食べていたようです。
 
 
 
学名        Heterodontus  sp.
時代        前期漸新世 後期      芦屋層群 陣ノ原層
産地        山口県 下関市 竹の子島
採集日      1999年8月
採集者     筆者  kulif 
 
 
 
 咬合面です。しわがあります。
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上記の歯根側です。
 のっぺらぼうです。
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所持品の最大品です。中央が摩耗しています。長さ20.05mm 幅6.1mm
産地        下関市 彦島    芦屋層群 陣ノ原層
採集日      1996年5月
採集者      筆者  kulif 
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