食養生(しょくようじょう)コーチの九楽佳(くらか)です。

食で生きる力を高めると、

スルスル痩せて適正体重に変わり、軽やかな思考も蘇ります。

毎日がより楽しくなり、人間関係、時間、お金、健康、成長の

5つの『楽しい』が叶います。

 
食で健康を実現しよう!というグループには牛乳についての見解で大きく2つに分かれます。
 
栄養士さんのグループは牛乳を推進。
分子栄養学や、マクロビオティック系、栄養について詳しいドクターは牛乳は極力避ける食べ物とする人がほとんどです。
 
私は後者です。
きっかけは、2人いる子どもの両方が、アレルギー体質で中耳炎と喘息用気管支炎に悩まされていました。
週に4日、小児科と耳鼻科に通っていた時もあります。
子どもの胸に、ホクナリンテープという気管支を広げるテープを貼っていました。
旅行用の吸入器を自宅用にしていました。
咳は夜にひどくなるので、子どもも私も体力を消耗しました。
 
そしてあるとき、整体院で見かけた牛乳をやめた方がいいと書かれている本を見たのです。
 
学校では牛乳は体にいいと聞いていたので、積極的に飲ませていましたが試しにやめてみたのです。
 
半年後、この咳が治まってきたのです。繰り返していた中耳炎(鼓膜の切開も数回必要でした)も収まりました。
 
そこで、アレルギーだったかな?と思い牛乳のアレルギー検査をしましたが、陽性にはならず中間でした。
 
しかし、2人とも症状が治まったのです。生活の中で他に変えたことはありませんでした。
 
これはうちの場合だけかな?と考えていましたが、うちと同じ症状で悩んでいる方に牛乳を試して止めることをお勧めしました。
するとその方は、本当にやめてみてました。次に会ったとき、感謝されました。
 
はて?これはどういうことか?牛乳は、よくないかも?うちの場合は・・・
くらいだったのです。
 
その後、京都の杏林予防医学研究所の山田豊文先生、臨床分子栄養医学研究会(ドクターが運営し、会員にもドクター、歯科医、医療関係者がたくさんいる団体)で学びましたが、牛乳が健康に良くないことは常識化していました。
 
特にガンについては、牛乳はよくないという本がたくさん出版されています。
 
牛乳が、どう良くないか?というのは、長くなりますので別の機会にします。
今回は、牛乳の代わりに『豆乳』はどうかということ。
 
結論は、たまにはいいですが、毎日は飲まない方がいいです。
 
理由は、大豆に含まれるゴイドロゲンはヨウ素の取り込みを阻害し、甲状腺の肥大を引き起こすと言われています。
そもそも、豆乳を豆腐にする、呉汁というスープにする調理はありましたが飲み物として飲むようになったのは戦後のこと。牛乳を飲む主観ができてからのことです。
私の師である梅﨑和子先生はおっしゃってました。日本では、大豆は基本的に発酵させて食べるものだったということです。味噌や納豆、豆腐も豆が腐ると書きます。
 
私の食養生教室には、体に良いだろうと毎日豆乳を飲み続けて体調を崩した方がいました。
学校給食で、毎日、牛乳を飲むようになったので、いざそれを止めるとなると代わりが欲しくなる。
アーモンドミルク、豆乳、オーツミルクなど代わりは考えられますが、なぜお味噌汁という発想にならないのでしょう?
 
なぜ、牛乳みたいな液体を飲まないと不安になるのか、原因を考えてみると学校給食の影響だと皆が気づくと思います。
そしてそれが本当に必要かどうかは、世界中で出ている大規模な研究をご覧になると、決して毎日飲む必要があるものではなく、
たまに口にする嗜好品の位置付けがちょうど良いのがお分かりなると思います。