お題『信号・メール・冬』
文字数……397字
寒空の下、僕は携帯を片手に立ちつくしている。
目の前に赤く光る信号によって前に進めないで居る。
どれだけの時間、僕はここで同じように立っているのだろうか。車は一台も通らない場所なのに無意味に横断歩道があ る。
携帯が震え、中身を開くと淡々とした文字が並んでいる。昔は絵文字等で可愛らしく飾られていたメールも今は事務的だ。
『ごめんなさい。貴方の気持ちは嬉しいですが受け取る訳には行きません。前にも言ったけど、好きな人ができたの』
僕は白い息を吐いて空を見つめる。
もう一度、白黒の文字を眺めても何も変わっていない。そう、一年以上付き合った彼女と別れた現実は何も変わって居ないのだ。
目の前の信号は未だに赤い……いっそのこと渡ってしまおうか。目を瞑って歩こうか。
すると携帯が再度震え一言の文字が書かれていた。
『好きになってくれてありがとう』
どうしてか僕は笑ってしまった。
目の前の信号は青に変わり前へ僕は歩きだす。
文字数……397字
寒空の下、僕は携帯を片手に立ちつくしている。
目の前に赤く光る信号によって前に進めないで居る。
どれだけの時間、僕はここで同じように立っているのだろうか。車は一台も通らない場所なのに無意味に横断歩道があ る。
携帯が震え、中身を開くと淡々とした文字が並んでいる。昔は絵文字等で可愛らしく飾られていたメールも今は事務的だ。
『ごめんなさい。貴方の気持ちは嬉しいですが受け取る訳には行きません。前にも言ったけど、好きな人ができたの』
僕は白い息を吐いて空を見つめる。
もう一度、白黒の文字を眺めても何も変わっていない。そう、一年以上付き合った彼女と別れた現実は何も変わって居ないのだ。
目の前の信号は未だに赤い……いっそのこと渡ってしまおうか。目を瞑って歩こうか。
すると携帯が再度震え一言の文字が書かれていた。
『好きになってくれてありがとう』
どうしてか僕は笑ってしまった。
目の前の信号は青に変わり前へ僕は歩きだす。