ドクターに告白され
私は頭の中が真っ白になっていました
そのドクターは独居の身寄りのない患者さんの病室で
一人付き添って看取りまでする方でした。
私が準夜勤務で病室を覗くと
「私が看るからいいよ、ここは」と
「Aさん、襦袢持って来てたよ。最期だって分かってたんだね、何もいわないで」そう言っていました。
Aさんは主治医のドクターに見守られ息を引き取りました。
そんな姿を見て私は、そのドクターを人間として、医師として、とても尊敬していました。
一緒にパスタを食べながら、考えました。私もこの人に惹かれている。でも相手は女性。いくらボーイッシュで短髪で爽やかでも。
沈黙が続きました
ドクターは私に言いました
「ゲームだと思えばいいよ」と