今までこのブログで富や権力、土地、名声を求める生き方を書いてきました。でも僕の信じるスピリチュアルの教えではそんなものは求めなくていいと言われています。

 ただ僕はあんまり平和的じゃない人がそういうものを手に入れる社会より平和な人がそういうものを手に入れる社会がいいと思いました。


 そこで大切なのは目的です。


《何のために生きてるの?》


 僕が職場の人に

「何のために生きてるんですか?」

 と聞くと、

「生きてるから何かしたいということはあるけど、何のために生きてるなんて普通は考えないんじゃない?」

 と答えられました。


 別のある人に同じ質問をすると、その人は答えきれませんでしたが、

「何のために生きてるかわからないと本末転倒ですよね」

 と言いました。


 無目的に働くことを僕は「定業する」と呼んでいます。


 お金のため、学歴のため、人気のため、命令のためといったことを目的にするのは社会がさせたがることをしてるだけです。疑問、意見、目的、自信を持つことによって本当に自分のしたいことを見つけましょう。


 何かするのを目的にするんじゃなくて何もしないで平凡に生きるのでもいいですが、自分の選んだ生き方かどうかが大切です。


《信頼関係を作る》


 僕の観察では無目的に生きてる人よりも目的を持って生きてる人の方が豊かに暮らしてることが多いように見えます。


 例えば学校を卒業した若者や子育てしながら働いてる母親も無目的に生きてる人は大体大勢の人と同じ生き方をして給料が安くなってる人が多いですが、目的を持って生きてる人は人と違う特別な生き方をして特別な収入源を持ってる人が多いと思います。外国人労働者も目的を持ってる人は夢を叶えるてるのに対して無目的に働いてる人は低賃金で働かされてるように思えます。


 人と信頼関係を作る人は意味なく人を束縛しようとはしません。人が束縛されるから安心するんじゃなく 協力し合うから安心するということであって、目的を持って生きることによってそんな束縛から解放されると思います。


 信頼関係を作れる人は競争主義や駆け引きがなくても目的のためにやる気を出します。お客さんと仲良しなら物欲食欲を満たす代わりに金銭欲を満たすといった取引じゃなく、協力して夢を守ることができます。


 目的を持って生きることは貢献にもつながります。目的自体は何の得にもならないことでもそのために協力し合うことで豊かさが生まれます。


 豊かになるために必要なのは持ってないものを手に入れることじゃなくて今やってることに意味を見いだすことだと思います。


《目的を1つにする》


 仕事の目的は1つじゃなく複数あってもいいです。また他人の目的とも協力し合って目的を一つにすることができます。


 投資をすれば利益を一致させることができて協力し合うことができます。以前、投資するために寄付する話もしました。でも僕はそれよりも目的を一致させることで協力し合う方がいいと思います。目的が同じなら投資なんかしなくても利害が一致するんです。


《目的を持って働く例》


 ロリータファッションの第一人者、青木美沙子さんは看護士もやっています。その目的はロリータファッションの人が遊んでるだけでなくしっかり働けるというのを証明するためだそうです。


 教師は子どもに目的を持って生きてもらうため、歴史を教えるのは教訓として考えてほしいから、外国人の教師が外国語を教えるのは自分の国を好きになってほしいから。


 海外で和食レストランを作るのは日本を好きになってもらうため。


 介護はお年寄りの話を聴くためにもなります。


 農業は食料難の解決のため。


 バリの兄貴は目的を持って働きます。観光業は外貨獲得のため、農業牧畜は自給自足のため、自分の家の建築は練習させるため、幼稚園は孤児を養うため、アートの販売は稼いだお金の蓄財のためなどです。


 僕の知ってる福祉施設でも目的を持って働きます。障害者雇用は障害者に社会参加してもらうため、アート制作は心の癒やしのためと社会へのアピールのためなどです。


 目的を持って働けば労働が労働じゃなくなり自分の目的を果たすだけで稼げるようになります。


《教育とは?》


 目的を持って働くという観点で考えると教育は特別な仕事だと思いました。


 教育のためという目的で働いてもらうことも出来るし、働いてもらって稼がせることも出来ます。「豊かさを分かち合って助け合いましょう」という教えを教えるとすると、教育のために助けてもらうことも出来ます。


《仕事は全て愛情表現としてする》


 ビジネスで儲けようとするなら恥がキーワードだと気づきました。


 あんまりお客さんのいないお店で平日昼間にぶらぶらしてると暇なのかと思われて恥ずかしいですがお客さんの大勢いるところなら恥ずかしくありません。

 夜道を一人で歩くと怪しまれますが花火大会のように大勢の人が集まる場所では安心できます。

 お店に人気が一極集中するのはそのためだと思います。


 恥ずかしくない仕事をして恥ずかしくないものを買い、何かが流行するのもみんな一斉にやれば恥ずかしくないからというわけです。


 ただし恥ずかしいといったネガティブな気持ちでビジネスをしていたら人の束縛になると思いました。


 世の中の全ての職業は愛情表現としてするなら素晴らしい社会ができると思います。


◯農業は植物への愛情表現

◯料理は食べ物への愛情表現

◯製造業は物への愛情表現

◯医療は患者さんへの愛情表現

という具合です


「愛情深い人ならそういうやり方するだろう」と推測するやり方を愛情込めずにしたって無駄です。それよりも素直に愛情を込めてやりたいようにやればいいです。


《目的がわからなくなる》


 何のためにやってるかわからなくて本末転倒になることがあります。


 例えば人材不足が問題と言いながら新規参入業者が出てくることには反対するなど。新規参入業者がいるからその中から人材が出てくるんじゃないかと思います。


 日本で不況だと言いながら海外には働きに行こうとしないというのもそうです。


 人の喜ばせようとしてやっていたことなのに、人が喜んでくれなかったり怠けさせたりするとわかった時も何のためにやってきたかわからなくなります。


 従業員に苦労させておきながら消費者には楽や贅沢を提供する。楽するのは良くないという理由で意味なく苦労するのは無目的だと思います。


 昔の人が将来の人のために苦労しなくて済むように働いたのなら、ただ単に昔のやり方を続けるんじゃなく努力を無駄にしないことが意思を受け継ぐことだと思います。


 大切なのは変わらないこと、変わっていけることです。


《魔法陣グルグルのニケとククリの目的》


 魔法陣グルグルのニケとククリには次のような目的がありました。


◯モンスターを倒す

◯修行して強くなる

◯仲間を守る

◯魔法の宝とその鍵を見つける

◯謎解きをする

◯どこに行くべきかを知る

◯ククリの先祖であるミグミグ族を探す


 そして後半には恋も目的の一つになりました。恋の力で魔法が強くなるからです。一つの目的を果たせば他の目的を果たすことにも役立ちます。


 ルンルンさんがククリちゃんの修行にお金を払ったのは同じ目的だったからです。そして資金源は信者たちのお布施であり、信者は魔法を教わっています。それも同じ目的のためです。


 闇魔法結社の信者は魔法を学びますが、信者は学んだ魔法を仕事にも遊びにも使えます。闇魔法結社としては魔法を教えることで闇魔法結社のために働いてもらってお金は逆にもらえるということです。


 原作には描かれていないので推測ですが、闇魔法結社の信者たちは闇魔法結社の目的に共感しているので、例えば武器を売る、食べ物を売る、体を癒やすといった職業に就いたら、それを全てモンスター退治の後方支援のためにすることも出来ます。それでビジネスでも協力し合い、稼いだお金は闇魔法結社に寄付するということになります。


《ホリエモン》


 ホリエモンはセミナーを開いてビジネスを教えています。普通に人を雇うとネガティブな人ばかりが集まると言います。それに対してお金を取ってビジネスを教えるとポジティブな人が集まります。お金を払ってでも学びたいという人はその元を取ろうと頑張るからです。

 そんなやる気のある人が集まるとセミナーの参加者同士で交流が生まれそれもまたビジネスチャンスになります。


《未来メルヘンの目的》


 未来メルヘンに共感する人にはこのブログに書いたようなビジネスの知恵を教えることが出来ます。するとその知識自体も役立ちますが、同じ目的を持つ仲間として助け合うことも出来ます。


 クラウドファンディングは目的を持って助け合う例です。クラウドファンディングで寄付するのは返礼品が目当ての人もいますが、自分で出来ない夢を人に代わりに叶えてもらうという人もいます。何かが欲しくてお金を払うんじゃなく仕事をさせるためにお金を払うやり取りです。


《素晴らしい未来にペッグしたお金》


 お金は何かにペッグされています。


 例えばもしそのお金を誰も使わなくなったら自分が持ってるお金が価値を失います。そうするとそれを不安がって為替相場が下がります。だけどもしお金を金(きん)と交換できると約束されていたら、もしお金が価値を失っても金が手に入るので安心できます。でもその保証があれば金に交換する必要はなくなりお金の価値が保たれるというわけです。


 これを金(きん)にペッグされたお金、金本位制といいます。


 僕は金にペッグするんじゃなくて理想の未来にペッグするのがいいと思いました。つまりそのお金を使うことによって理想の未来が実現できるから価値を持つということです。


 サンリオの創業者・辻社長は、

「もしサンリオがなくなるとしたらどんな時ですか?」

と聞かれ、

「それは社会が戦争になって人の心から夢が失われ人々がサンリオを求めなくなった時か、または人類全員がみんな仲良くという理想を実現してもうサンリオが必要なくなった時かどちらかです。」

と答えていました。


 神様はこう言っていました。


「人間が守るべきルールも、それを守ることによって理想の社会が実現できるという保証があるから守る価値がある。ただ単に人を束縛するだけで理想の社会を実現しないルールは守る価値がない。」と。


つづく