僕の好きなマンガ・アニメの魔法陣グルグルの世界で行われる商売を紹介したいと思います。魔法陣グルグルは勇者ニケくんとミグミグ族の魔法使いククリちゃんがモンスターを退治するため冒険する物語です。

 グルグル世界は珍商売する人だらけです。珍商売の一つ一つを僕がやりたい訳じゃないけど、珍商売するような自由さが好きです。そして珍商売する人だらけでもちゃんと社会が成り立ってる所も面白いです。

 このページに書くことは「遊んで稼ぐ」に似てるけど「遊んで稼ぐ」が人工的に作った遊びを楽しむのに対してこっちはホントの冒険を楽しみます。

 お笑い、スポーツ、音楽、お芝居などで人工的に作った感動に喜怒哀楽するんじゃなく本当の冒険に感動して世界を救うということです。

 モンスターにいつ襲われるか分からないのが日常で、誰もが冒険してます。みんな強くないといけません。

1.ジミナ村 / メケメケのローブ

 メケメケというのはジミナ村で飼われてる動物で、その毛から作るローブは防御服とされています。ローブとはファンタジー世界に出てくる魔法使いのマントのようなワンピースです。メケメケのローブが防御力あるとしたらメケメケ自体もモンスターから身を守る防御力があるのかもしれません。

 グルグル世界では基本的に誰もが戦うかその後方支援に回ります。グルグル世界で売買されるアイテムも戦うための武器や防御や癒しなどとみなされます。

2.コーダイ城 / 僧侶、戦士

 僧侶は神様の言葉を王様に伝える大切な仕事です。戦士は賞金制で集めます。モンスター退治した後は土地を開拓します。

3.コーダイ城下町 / 武器屋、世界の珍品のお店
           何でも買い取りのお店

 セクシー店員が男性を誘惑してヘンテコな物を売ります。

 世界の珍品はもしホントに世界中から集めてるとしたら相当な大冒険をしてるはずです。

4.キタの町 / 主な産業・星くず採り

 星くずは誰かの願いを叶えた後の流れ星のかけらです。それがこの町のノコギリ山に降り注ぎアイテムの材料となります。

 この町の名物キタキタ踊りが女の子のセクシーダンスだった時は見物客が大勢来たけど、オヤジの裸踊りに変わった後は急に寂れました。

 キタキタオヤジは町長を勤めてたこともあり、その後、宿も経営したけど、今はキタキタ踊りの後継者を探して旅してます。

 キタの町にモンスターが襲った時、町の住人みんなで協力して退治しました。その後早速モンスター退治の記念におまんじゅうが作られました。

 グルグル世界ではモンスター退治をしてもモンスターからお金が出てきたりはしません。そこでモンスター退治をお金に変えるために様々な工夫がされています。

5.闇魔法結社

 闇魔法結社はニケとククリの仲間で、ククリを神として崇拝しながら魔法を学ぶ所です。

 ルンルンさんは闇魔法結社のスナイパーです。魔法には光魔法と闇魔法があり、闇魔法は一般社会では悪とされるので隠れて活動しています。闇魔法結社の資金源は描かれてないけど僕の推測では3つです。

①信者に魔法を教える
②アイテム作り
③モンスター退治して礼金をもらう

 モンスター退治は礼金のためというよりはそれが目的だからです。ルンルンさんはお金のためじゃなくニケとククリの目的に協力してます。

 ククリの魔法修行に資金を与えていましたが、ククリの修行は闇魔法結社にとっては魔法を教わることになります。

6.マンナカ島 / 渡し船、魚料理
         カメタコリャ料理

 ニケくんとククリちゃんが住んでたジェムジャム大陸からゲルニ大陸に移る時に渡し船に乗るけど、その途中でマンナカ島に寄ります。

 マンナカ島の魚料理が絶品です。

 海のモンスター・カメタコリャが船の行き来を邪魔したためマンナカ島に避難する船が続出しマンナカ島は賑わいました。カメタコリャを退治した後はカメタコリャでタコ焼きを作って名物にしました。

 僕が魔法陣グルグルを初めて見たのはアニメの第1話じゃなくてマンナカ島の辺りです。マンナカ島は僕の名字中島や僕のルーツ対馬を連想させる島なので印象深いですね。

7.シュギ村 / プラトー教、予言、お布施
        アイテム作り、ラクダ

 シュギ村はプラトー教の厳しい戒律で守られた砂漠の村です。神の使いのジュジュちゃんが予言をして、信者は予言に基づいて仕事をしてお布施をします。厳しい戒律のおかげで治安が守られるためいろんな商売がしやすいと思います。

 アイテム作りも盛んです。ここで材料を買って作ったアイテムはこの村で売ることができます。

 この村には2つの戦士の修行場があります。

 その1つがゴチンコの修行場です。ゴチンコは笑わせて隙を付く「おもろうてやがてダメージ」の達人です。副業で大道芸人もやります。大道芸人ではインチキなお経を聴かせて通行人からお金を脅し取ります。

 もう1つの修行場がゴージャの修行場です。修行者を椅子に座らせて女性にうちわであおいでもらう「楽チンに耐える修行」をさせて、その後はエクールちゃんのストリップショーを楽しみます。実は修行場に見せかけた只の娯楽施設です。

8.アッチ村 / 農業、レストラン異様にうまい店、
        何でも買い取り、洋服屋さん

 アッチ村の主な産業は農業です。

 レストラン異様にうまい店でイモ料理を出します。 イモ料理が異様にうまくてお客さんは感動で涙を流しながら食べます。

9.ジャバ王国 / 貝の首飾り、パイナップル

 ジャバ王国は海辺の国です。

10.ネコジタ谷

 ネコジタ谷は現実の地球で言えばグランドキャニオンみたいな土地です。

 コーダイ王がこの谷の攻略に賞金を賭けたので大勢の戦士たちがこの谷にあるきりなしの塔のモンスター退治をして賞金稼ぎを狙っていました。

 ネコジタ谷ではニケくんとククリちゃんが「にけや」というお店を作りました。そこでククリちゃんのお弁当やアイテムを他の戦士に売りました。

 ネコジタ谷のアイテムはミグミグ族の遺産でした。

11.コパール / ネコ耳ローブのお店、ハーブティー
        レピアの武器屋、宮廷料理人

 コパールはコパ大陸の王国です。花と緑の国と呼ばれる自然豊かな国です。レピアの武器屋ではレピアの親が買い出しの旅に出かけてレピアが店番をしていました。

 アダムスキーはアイテム作りの天才です。古代のアイテムを復活させた上、改良させて売るという技術力の高い職人です。でも本人は自分を芸術家とみなしていてデザインのセンスは悪趣味です。

 コパールはやけに物価が高かったです。その原因はコパール王国の大臣がお店の物価を無理やり上げて税金を巻き上げそれを軍事費に使っていたからです。現代の現実の地球に似ています。

 この町ではニケが盗賊団に弟子入りして一緒に宝探しをしてます。

12.イエタ村 / ハワイ食堂(宿)、ギンギー料理、
        葉っぱの帽子、鍛冶屋、木こり、
        命を貼った曲芸、どこかの村の怪力

 イエタ村は雪国の山村です。

 ハワイ食堂は宿でもあります。おまかせで料理を頼むとギンギーという謎のモンスターの丸焼きが出てきました。グルグル世界では肉といえば野生のモンスターの肉です。

 鍛冶屋がきこりに斧を提供し、きこりは鍛冶屋に薪を提供してます。江頭2:50みたいな命を貼った曲芸をします。

 ドコカ村のカイリーさんが遊びに来てました。どこかの村の怪力さんです。僕の推測ではこういう人は大工や土木などをしてると思います。

 この町の名物・葉っぱの帽子はククリちゃんの先祖ミグミグ族が村の人に教え、現金収入になってます。

13.アラハビカ / クセのあるジュース、武器屋
         薬草屋、整骨屋、呪いを解く店
         おもちゃの露天、おっぱいの店
         モンスターの服屋さん

 アラハビカは秘境と呼ばれるジャングルの奥地にある街です。

 アラハビカはモンスターと人間の友好の街で、まず入り口でモンスターと勝負して勝ったら入ることができます。街に入ったらモンスターのカッコをして友好を示すと買い物できます。

 おっぱいのお店では謎のお姉さんが巨乳の谷間を見せつけ胸を揺らします。どうやって稼いでるかは謎です。

 整骨屋ではカエルのモンスターがお客さんを丸呑みにします。そして舌と歯でお客さんの体をほぐして吐き出すと整骨ができています。

 薬草屋ではちょっと珍しい薬草が入ると常連客に売ります。

 ニケとククリの仲間トマがここで「トマの店」を開きました。トマはアイテム作りの修行中で、ここにお店を作ったのは稼ぐためというより作って売るのが修行になるからです。アラハビカはモンスターと人間の技術が交流してる街なのでアイテム作りをするトマにとっては学びになる街です。

14.光魔法結社 / 魔法修行、モンスター退治

 光魔法結社は闇魔法結社とは犬猿の仲です。

15.クルジェ / ベル売り、砂漠の船

 クルジェはエルエル砂漠の王の娘で商売人です。クルジェの売るベルは鳴らすとモンスターを追い払う魔除けになります。砂漠の船は急な行き先変更にも対応するけど、追加料金を取ります。

16.エットル村 / チョコ、石切り職人

 エットル村は森の中のメルヘンな村です。

 近くの森の中にいる花の精霊が品種改良してチョコを作るのを人間が採って売ります。お客さんが
「甘い物な〜んだ?」
と聞いて、店主さんが
「それは◯◯のチョコだよ」
と答えるというのが決まり文句です。◯◯には自分のお店の名前が入ります。

17.トピカの町 / お洋服屋さん、占い師、料理人
         僧侶、戦士

 トピカの町には様々な職業があり経済が発達しているみたいです。

18.レフ島 / 図書館、占い師、人形劇

 学者の多い島です。

19.スビナ族 / 地下の料理店

 スビナ族の住む辺りは沙漠でモンスターが跋扈しているので地下で料理店を営みます。スビナ族もモンスターだけど人間相手に商売してます。でもちゃっかり者です。

《魔法陣グルグル》

 ククリちゃんは地面に杖を使って魔法陣を描き、エイッと唱えると魔法が出ます。ククリちゃんの使うグルグルには次のようなものがあります。

◯トーラ 火を出す魔法
◯トカゲのしっぽ 火をモンスターに向けて飛ばす攻撃魔法
◯長い声のネコ 敵の攻撃を無効化する
◯癒やしの魔法陣 体を癒やす
◯ヨンヨン 空飛ぶ精霊ヨンヨンを呼び出し乗ることが出来る
◯ベームベーム 魔神と呼ばれる守り神のような存在を呼び出す
(魔神はとてつもない攻撃力を持っているので味方に付ければ頼もしいけど、敵の手に渡ることもあります。なので敵に取られないうちに味方に付けます。)
◯失敗作 たまに失敗しますが失敗も魔法のうちです
◯お友だち召喚 友だちを呼ぶ
◯恋するハート 世界中全てをククリちゃんの夢の中に入れる

 ニケとククリは敵である魔王ギリがいたから冒険の旅に出られました。ニケの父親は若い頃修行したのに肝心の魔王がいなかったので冒険出来ませんでした。魔王がいるから冒険の目的が生まれて、仲間を作って協力し合い、戦って稼ぐことが出来ます。

 ニケの父親は
「魔王がいて幸せだ」
と言いましたが、一理あると思います。

 ニケとククリはモンスターに狙われて命も危ないという時におもちゃで遊び歌って踊ります。そして戦いでは劇を演じながら戦います。なぜなら、もし普通に戦ったら勝ったとしても「世の中は弱肉強食だ」という証拠になるからです。ニケとククリはあくまで夢を守るのが目的なので戦いも劇としてハッピーエンドにするんです。

《現実に行われている珍商売》

 魔法陣グルグルの30周年を祝うためYouTubeでエジプト人にお祝いのメッセージをもらうということが行われました。ピラミッドの前でエジプト人に日本語でお祝いの言葉を言ってもらいました。

 最初何でこんなことするんだろうと思ってましたがこういう風に遠い外国の人にメッセージをもらうことが珍商売でグルグルらしいと見なされたのかもしれません。

 世界では他にもいろんな珍商売が行われています。

 カナダには氷山ハンターがいます。氷山の氷を飲食店に売ります。
 中国には崖を登る人がいます。それを見物人に見せて見物料を取ります。
 ガーナでは人が亡くなるのはいいこととされるので棺桶を持ってダンスを踊って祝う棺桶ダンサーという職業の人がいます。

 壁も床も天井の外側も全部真っ白な家があり、そこにアートが描かれています。売れば20億円するそうです。

 木で作った一人乗りの車は制作費40万円。粘土で作ったスポーツカーは売れば2000万円するそうです。

 佐賀の僕の実家の近所にある馬場ボディーという会社では珍発明をしています。子供が喜ぶような物を作ってますが、技術レベルは高いです。自動でシャボン玉が出る機械や坂道も登れる車椅子などを作っています。

《冒険して稼ぐ》

 普通は登山やキャンプしても誰もお金はくれませんが、冒険みたいな働き方をする人は大勢います。

◯冒険ツアーを開催する。
◯車のメーカーやカーレーサーが車の耐久テストのため過酷な環境で車を走らせます。
◯世界各国の貧しい国で日本の中古車部品を届けたり車を直したりする日本人もいます。
◯世界各国の珍しい景色の写真を撮る写真家。
◯尾瀬で荷物を運ぶ人「歩荷(ぼっか)」。群馬、福島、新潟にまたがる山の中の木道で背負子(しょいこ)と呼ばれるリュックのようなものを背負って山小屋に食料などを運びます。荷物の重さは100kg近くになります。
◯アラメックスという会社は世界各国どんな辺境の土地でも必ず荷物を届けますと約束してる宅配の会社です。
◯沖縄の三線(さんしん)という楽器は、大蛇の皮を取って楽器にします。これも元々はドラゴン退治の発想だったと思います。

 他にも冒険して稼ぐ稼ぎ方には次のようなやり方があります。

◯小さなモンスターを狩る(肉を獲る)
◯ペルーにインカ文明の魔法を学びに行く
◯宝探し(世界各地の宝を探しに行く)
◯地面に埋まってる宝や温泉を探す
◯船で七つの海に出て貿易ルートを探す
◯石油の輸入先やその貿易ルートを複数確保してリスクを分散させる
◯争いの地、危険な土地を避ける迂回路を探す
◯西遊記 争いを治める教えを学びに行く
◯通行困難な難所に道を作り、橋を架け、渡し船を渡し、水路、井戸を掘り、土手を作る

 乗ることが出来る動物に乗って草原や沙漠を旅すれば本物のノマド(遊牧民)になることもできます。
 アラブではラクダ、モンゴルでは馬、東南アジアでは水牛、北ヨーロッパではトナカイ、イヌイットは犬ゾリに乗ります。カウボーイは牛を飼いながら馬に乗り、中国人は豚を飼います。

《古(いにしえ)の冒険》

 原始人は槍(やり)や棍棒(こんぼう)を打楽器に、弓矢は弦楽器にします。狩りに使う武器を楽器にするんです。僕はこれを武楽器と呼んでいます。武器であり楽器でもあるということです。ブーメランは元々狩りのための武器であり今は子供のおもちゃとしても使われますが、楽器でもあったと言われています。

 狩りでは肉や毛皮だけでなく骨角器を手に入れます。猛獣の骨や角や牙を武器にすることです。

 猛獣狩りはモンスター退治です。平和な時代には猛獣は生態系を守って生きていますが、火山や地震などでは動物が怖がり暴れまわるのでモンスターと化します。暴れると生態系が乱れ、人間は生き延びるために安全な場所を探さないといけません。 火山などの災害は生態系を壊すけど、火山を味方につければ逆にモンスターだけを退治してくれて人間を守ってくれます。

 昔、日本列島が大陸と陸続きだった時、マンモスがたくさん日本列島に入ってきたけど、地球温暖化で大津波が押し寄せ、対馬海峡が生まれて、日本列島が大陸と別れたことでマンモスが入らなくなりました。

 それは火山に祈ったお蔭です。

《殖える》

 「殖(ふ)える」という言葉があります。普通に「増える」のと違ってねずみ算や複利というやり方で繁殖、利殖するという増え方です。例えば1匹のメスのネズミが3匹のメスのネズミを生み、その3匹が大きくなるとまた3匹ずつメスのネズミを生むとすると9匹という風に数が加速度的に殖えるという殖え方です。

 地球上にはこういう殖え方するものがたくさんあり、その力を使えば地球を壊すこともできるしエコを実現することもできます。

 地球上に最初に生命が繁殖した時、大地に草が生え虫が棲みました。そしてそれらを棲み家や餌にして他の生物も殖えました。こういう風に地球が生命の住める場所に作られることをテラフォーミングと言います。

 文明を持たない人間が最初に文明を興す時、道具で道具を作り、種を見つけてそれを繁殖させます。植民地主義の植民も元々は「殖民」と書いて民を殖やすという意味でした。家畜も殖やすことができます。

 パンやワイン、チーズ、それから、味噌汁、納豆、醤油などの発酵食品には菌が繁殖します。伝染病も繁殖します。

 港を持てば貿易拠点や軍事拠点として土地を獲得してそれを拠点にまた土地を獲得するという覇権を手に入れることが出来ます。

 株や投信、借金も殖えます。商売人は口コミとリピーターでお客さんを殖やします。それを機械的にやるのがYouTubeの関連動画です。ITも殖える仕組みがうまく利用されています。初音ミクなどのクリエイティブな作品は2次創作、3次創作が殖えます。

 未来にはロボットでロボットを作ります。

 人が子供の頃、親に愛されることによって人を愛する気持ちを知り、自分を愛し、友達を愛する思春期になると恋人を愛し、青春して、そして多くの人を愛して、大人になって子供を作ると子供を愛します。

 人は成長していく中で語彙を殖やし、友達も殖やします。信頼関係を作れば信頼できる人をまた紹介してもらえます。コネをたどれば人脈を増やすことができます。1人友達を作れば、友達が友達を呼ぶ連鎖で世界をパーッと広げることもできます。

 ドラクエでは主にモンスターを倒すのが目的ですが、時に敵のモンスターが味方になることがあります。敵を味方にするのを繰り返せば全世界を味方にすることもできるかもしれません。

 現在地球上で行われているアセンションは地球を平和の星に作り変えることですが、そのために自己破壊が行われています。

 例えば環境破壊が行われている農地で災害が起きるという風に、今まで地球を壊していたものを壊す、つまり自己生産とは逆の自己破壊です。

つづく