人の善意に頼って生きるのはいいことです。僕は助けてもらった代わりに働いたりお金を払ったりする取引よりも、ありがとうと感謝する気持ちの方が大切だと思います。
助けてくれる人のために働きます。助けてもらった人が助ける側になることもあります。
僕も障害年金をもらってます。
老齢年金は年を取ってからもらうものですが、障害年金は若くてももらえます。年金は生活保護より金額は少ないけど、働けるし、車や家も持てるし、親に年金もらってることを言う必要もないです。ニートの引きこもりの人などは障害年金をもらう資格がある人が多いと思います。
《福祉施設》
人を助けて税金や寄付をもらうことが出来ます。
福祉施設では障害者や心の病を持った人などが利用します。
福祉にはいろんな役割があります。
◯悩み相談
◯居場所作り
◯コミュニケーションの練習
◯親が亡くなった後の障害者の親の代わり
福祉作業所では利用者が働きます。自立支援といって将来一般の企業で働けるように就労支援します。一応売り上げをあげるための仕事をしますが、売り上げに貢献出来ない人が多いです。ても足りない分は税金で補い、工賃をもらいます。
行政には障害者の生活を守る義務があり、そのお世話を民間人に委託するので福祉にお金が払われるんです。
僕が知ってる中では福祉作業所の仕事にはこんなのがありました。
◯アート
◯手芸
◯自転車リサイクル
◯内職
◯お寺の掃除
◯草むしり
◯ゲーマー
◯動画チェック
◯YouTuber
◯ラジオ出演
アートは心の癒やしのために創る場合もあります。また障害者に関心を持ってもらうためのアピールにもなります。
手芸では木くずをポプリにするなど普通なら捨てられる物をリサイクルしてエコに貢献します。
土木のようにガッツリ重労働する所もあります。13話で、バーチャルゲームしてるだけで稼ぐ方法があると書きましたが、それを福祉作業所でする場合もあります。動画チェックというのは動画に間違いがないかチェックする仕事です。ラジオ出演ではラジオ局からはギャラはもらえませんが、福祉作業所から工賃が出ます。
一般就労する場合は障害者枠で働くことが出来ます。その場合、売り上げに貢献出来ない代わりに企業に税金が入ります。一般の枠で働く場合は売り上げに貢献しないといけません。
福祉利用者が福祉スタッフになるという道もあります。
《どんぐり村》
僕と付き合いのあるどんぐり村というテーマパークでは障害者雇用をしています。
どんぐり村は南フランスのイメージの牧場のテーマ パークです。南フランス風の建物がありお店でチーズやワインを売っています。奥の方には動物の牧場があって馬や山羊などと触れ合うことができます。
障害者が描いたアートを飾るミュージアムがあり、音楽会が開かれます。僕はどんぐり村のテーマソングを作って歌いました。
人に優しく動物に優しく人と動物が仲良く暮らしてる理想の村だと思いました。
《福祉は幸せ》
福祉とは幸せという意味です。職業・幸せ。こんな職業は他にありません。
友達になってあげるというのは福祉スタッフとしてはできない場合もあります。なので利用者同士の友情も大切です。依存させるんじゃなくホントに困った時に助けるのが真の人助けです。
障害者だからということじゃなくて世の中で福祉のやり方が当たり前になればいいと思いました。福祉が一般企業から学ぶだけじゃなくて、一般企業の方も福祉から学ぶべきだと思います。
《老人ホーム》
あるブロガーが、老人ホームほど楽な仕事はないと言ってました。意地悪なお年寄りはいないし、お世話が大変な人は当番でお世話すればいいです。
買い物支援、運転代行、病院に運ぶなどします。
《福祉以外の助け合い》
◯カウンセリング
◯コーチング
◯占い師
人としゃべる仕事は、前に話したことの続きとか同じ人じゃないと意味ないのでリピーターになってもらえます。
便利屋も助け合いだと思います。
◯草むしり
◯掃除
◯荷物運び
昔は山下清さんや寅さんのように人に頼りながら旅する人が大勢いました。助け合いは本来みんなでするものだと思います。
アパートまるごと助け合いの精神を持った人ばかりを集めて地域コミュニティを作った人もいます。
《逆に感謝される》
普通はもらったり何かをしてもらったりしたら感謝しないといけませんが、逆に
「食べてくれてありがとう」
「遊んでくれてありがとう」
などという風に、何かをしてもらって感謝される場合もあります。
僕の小説未来メルヘンでは「あげる」と「もらう」は同じです。あげるのが愛情表現なら、もらうのも愛情表現です。
というわけで困った人に何かしてもらったり、孤独な人に物をもらったりしましょう。
《ビジネスとしての自立支援》
貧しい人に魚を与えるんじゃなく釣り方を教えなさいと言われます。
普通のビジネスで助け合うことが出来ます。優秀な人じゃなく貧しい人を雇ったり、仕事を教えたり、学んだことを日常生活で活かしたりというのも助け合いです。
教育とは知識を教えることではなくその人の元々持ってる能力を引き出すことだと言われますが、人助けでも同じだと思います。
人に給料を払って養うということも人助けですが仕事を通じて助けるという助け方もあります。
頑張ったらご褒美をあげるというやり方じゃなく、手本を見せて欲しいものを自分で手に入れる経験をさせるのがいいです。
本人のしたい生き方をさせることが大切だと思います。
《普通の仕事が助け合い》
どこで働くかとかどこで買うかと選ぶ時も、助け合いが盛んな所だからそんな人たちを助けたいという理由で決めることもあります。
普通の仕事が助け合いといえるようになるにはその会社で助け合わないといけません。単に社会に役立つ仕事が行われてるとか充分な給料が払われてるというだけでなく、もっと深い所を見た方がいいと思います。
経営者や働く人が地元の人と交流を持っているかとか、従業員の困りごとに配慮されてるかとかで判断します。
田舎にお店を作り、優秀じゃない人を雇い、孤独な人と仲良くなり、無名な人とコラボします。そうするとやり取りに応じてもらいやすいです。
助ける人を助けるという連鎖がお金の流れになればいいと思います。
働いて稼いだお金をショッピングセンターやアマゾンで使わず、近所の知り合いの弁当屋さんで買うとか福祉作業所で作ってる物を買うとお金が回ります。
働いてもらうのも人助け、働くのも人助け、買うのも人助け、そして稼いだ人に物を売るのも人助けです。
人助けや恩返しをそのまま仕事にすることも出来ます。人助けのための仕事が、投資に、宣伝に、練習になる場合もあります。助けてもらうことも心の成長になるし、助けることも心の成長になります。
《ロボット・ルートくん》
僕の小説「ロボット・ルートくんの成長物語」ではロボットの成長が描かれています。
最初ルートくんは人間のために働いてそれが貢献だと思っていました。けどロボットが人間の仕事を奪ってると批判を受け、考えを変えました。
人間を雇って働いてもらって利益を取りそのお金をバンバン使って遊ぶことで、お金が回り人間を養えると考えました。
《チャリティで稼ぐ》
貧しい人に寄付する、または仕事を与えます。またその人に自立してほしいという理由で無料でお金をあげずに貸す場合もあります。
「助ける側の人は貧しくあるべき」と言わず豊かになるといいと思います。
僕は経験上、貧しい人にはお金を与えれば解決するとは限らないと感じました。
貧しい人を助ける団体もありますが、貧しい人にお金を与えてもまともな使い方が出来ない人もいます。もらったお金で生活を立て直せる生活力があるなら、そんな人は人に頼らなくてもとっくに自分の力で立て直してるんじゃないかなと思います。
それより貧しい人には夢を与えるべきだと思います。自然とともに生きて家族や友だちと美味しく食事するといった生活を貧しいと思わせない教育が大切だと思います。
僕はどんなにお金を与えられても感謝しないと豊かになれないと思うので、人を助けるのは感謝の気持ちを感じてもらうことだと思います。相手の気持ちを無視して助けようとするのは善意の押しつけだと思います。
《豊かになるため》
スピリチュアルの教えによれば豊かになるためには社会に貢献する以外に方法はありません。貢献せずに一生懸命頑張っても無駄です。
有名な会社の経営者なども豊かに成功してる人はみんな社会に貢献しています。
《募金する》
寄付は大金をポンと払う人もいますが、大勢の人から少しずつ集めるやり方もあります。大勢の人の善意が集まります。
一人ひとりの力は小さくても沢山集まると大きな力になり、塵も積もれば山となります。
物を売る時に売り上げの一部を寄付するやり方もあります。チャリティに寄付することで売れるかもしれないし、お客さんにとってはお金が役立つか分からなくても商品は残るので無駄にはなりません。
《寄付して稼ぐ》
寄付をもらうだけでなく寄付して稼ぐことも出来ます。寄付して稼ぐには2つの方法があります。
◯寄付することで収入源を得る
◯元々持ってる収入源が寄付することで守られる
寄付することで得られる収入源にも色々あります。
◯宣伝になるから
◯売る権利を得る
◯株を買う権利を得る
◯人脈になる
寄付するのが節税になることもあります。
寄付のお蔭でその人が豊かになり、だんだん豊かになってくるとその人に投資をして利益を回収するという流れが一般的です。
スピリチュアル的には与えれば与えられるという法則があるので寄付して稼ぐというやり方もそれが実現してるんじゃないかと思います。
《寄付して返って迷惑になる場合》
貧しい国に寄付する場合は注意が必要です。寄付が相手に損害を与える場合もあります。
経済的に依存させてしまうこともあるし、お金じゃなく物を贈る場合、要らないものが贈られることもあります。要らないものが贈られると処分費用もかかります。
無料で食料や服が贈られると、その社会で買う必要がなくなってお店が儲からなくなり、それを作る仕事も出来なくなります。
お金を寄付されると交通費や送料に使うことが出来て便利です。
《スピリチュアル流人助けの仕方》
困った人を助けるなら、その人がどこに行くか、何をするか、何を手に入れるかといったことは関係ありません。生きていく動機が前向きで明るい気持ちかどうかが大切で、それは問題解決の手段ではなく目的です。
喜び、愛、感謝などの明るく前向きな気持ちになってもらうことが大切です。
スピリチュアルでは人生はサバイバルではなく劇だと考えます。スピリチュアルで大切なのは、人を助ける時に自分まで暗くならないことです。人が抱える問題や被害者になったり加害者になったり無力になったりするのは一時的に劇を演じてるだけで、本来、人はみんな愛情深い存在です。
生活費の支払いとかどうしようもない現実といったものは自分がいろんな人生経験をするための劇の設定なので、本気にせずにあんまり深刻にならずに生きることが大切です。
かといって悩んでる人に「人生は劇なんだよ」というようなスピリチュアルの教えを教えたら返って問題をこじらせる場合もあるのでそうは言いません。
人生は劇と言っても、他人の劇に付き合う場合と自分の劇に他人を巻き込む場合があります。相手が悩んでる場合は自分がポジティブな劇をしてその劇に相手を巻き込むということが癒しになります。
これは恋愛でも生かせると思います。誰かといい雰囲気になりたい時に自分がいい雰囲気を作ってそれを相手に巻き込むということです。
「この人はホントは呑気でちょっとしたことで喜ぶ性格」「この人はホントは寛容で信頼する気持ちが強くて何でもチャレンジしなさいという性格」という風にホントのその人を愛情深い存在だと考えることが大切で、その人のことを考えている時に自分がポジティブな気持ちになることが大切です。そうするとその人は自分にポジティブな気持ちを与える元気の元ということになります。
相手が幸せに笑顔で笑ってる所を想像することが癒しになります。
つづく