△ある日、いつものようにベッドで目覚めた。けど目を開けてみるといつもと風景が違う。

 

 そこは私の家じゃなく近所にできた新しい家だったの。ホントの私の家と違って広々としてた。

 

 私は起き上がって窓からの景色を見てみると、周りは田畑が広がる田舎の風景だった。小川とか曲がりくねった小道もあったよ。

 

 そうしてるとその家は車に変身していきなり走り出したの。家の窓は車の窓になって、私もいつの間にか後部座席に座ってた。

 

 道には人が大勢歩いてた。車に乗ってるのは私一人で運転もしてないのに勝手に走り出すからちょっと大丈夫かなと思いつつ、様子を見てた。車は人にぶつかりそうになって、その人は、

「危ね!」

 と避けた。

「ごめんなさい。」

 私は聞こえてないと知りつつ相手に謝って通り過ぎた。

 

 湖に着いた。男の子が湖に落ちてしまった。と思ったらスイスイ泳いでる。落ちたんじゃなく自分で飛び込んだんだと気付いた。

 

 田舎道をさらに歩くと鋪装のない道に出る。私はあっと思った。そこはいつか別の日に見た夢に出て来た道。そこをずっと進んでいくと集落に出るんだよねぇと思いながらも今日はその道を曲がり別の道に行ってみることにした。

 

 お城を見付けた。

 中に入ってみるとお店があって、それにお客さんもいて賑やかだった。DVDショップもあったから入ってみたの。

 そのお店はDVDが買えるだけじゃなく買ったDVDを保管してもらうこともできた。私が以前買ったDVDも置いてあった。その中には特にお気に入りの3枚もあったよ。そしてまた別の作品の3枚も見付けた。

 

 お店を出てまた歩く。動く歩道に乗って進んだ。するとスゴイことに気付いたの。

 このお城は余りにも広いからお城の中に町が丸ごと入ってるの。しかも郊外の田舎町も入ってるし、お城のために計画的に作った道だけじゃなく昔の人の生活から自然にできた庶民の道もお城の中に採り入れられてて、スゴク広い範囲を門で囲ってる。

 さっき通った思い出の道にも動く歩道で行くことができて、そこもお城の中だと分かった。

 

 今度はエスカレーターで2階に昇ってみた。赤ちゃんの部屋というのを見付けた。また入ってみた。だけど赤ちゃんのお世話をするお母さんもいるけど、普通の大人もいた。

 

 下りのエスカレーターで降りてみる。そこもまた鋪装のない田舎道だけど、そこは駅のホームでもあった。

 

 お城の中の様子は大体頭に入ったから、地図が描けるなぁと思った。▽

 

 目覚めた私は実際にそのお城の地図を描いてみた。