皆さんおはようございます。
今日はこのお話しをご紹介します。
七歩蛇
浅井了意『伽婢子』巻之十一、
「七歩蛇の妖」
七歩蛇(しちほだ、しちふじゃ)は
日本に伝わる妖怪。
浅井了意の怪異小説集『伽婢子』の中で、
京都東山に出現したとされる
奇怪な蛇の一種。
体長4寸(約12センチメートル)ほどの
小さい蛇だが、姿形は龍そっくりで、
4本の足がある。
色は真っ赤で鱗の間が金色に光り、
耳は立っている。
この蛇に噛まれた者は、
その猛毒により7歩歩かぬ内に
死んでしまうので、
「七歩蛇」という名前がつけられたという。
東山西の麓にある浦井という屋敷で、
何匹もの奇怪な蛇が出現したのを
退治したところ、
ある日庭の木々が次々に枯れて倒れ、
庭石も砕け散り、
砕けた石の下からこの七歩蛇が
出てきたとされる。