世界が新しくなる今を
ともに見つめるあなたへ
紫陽花が花盛りのシーズン
になりました。
雨上がりのしずくをのせた花びら、その綺麗なこと。
裏道に見つけた麗しい姿
思わず「ありがとう」と
言いながら撮っていました。
すると通りすがりの
見知らぬ人から、にこやかに挨拶されて、思いがけず嬉しいひととき。
先日、映画『ボブ・マーリー
ONE LOVE』
を観てきました。
彼はジャマイカ出身のレゲエミュージシャン。
多くの人々を癒し
全世界アルバム売上7500万枚以上！を記録しながらも
36歳で夭折したアーティストです。
もう大分昔の話ですが
いくつも問題が同時に起きて
格闘していた苦しい時期、
彼の曲に助けられたのが思い出されます。
歌が流れ出すと
暗雲が垂れこめた空に
ポッカリと穴があいて
太陽が燦々とふりそそいで
くるような、
そんな明るい気分になれたものです。
パワーがある曲ばかりですが
特に印象的なのは、
やはり有名な
『Three Little Birds』です。
彼の曲はそのリズムと歌詞、
そして独特な発声法による
声に宿るエネルギーがあります。
それは人生の荒波にもまれる人々がのみこまれないように励まし、リラックスさせてくれるのです。
あぁ焦らなくてもいい
ゆったりといこう
上手くいく
と気づかせてくれます。
☆横浜ベイブリッジ
曲には馴染みがあっても、
その思想や家族のことは映画で初めて知りました。
ラスタファリ主義は
古代哲学の思想も取り入れられているようです。
白人に奴隷として支配された
有色人種を解放し自立するという思想。
当然の権利ですね。
☆パンフレットより
その思想では、体を神の宿る神聖なものとして刃は入れません。
ドレッドヘアは髪を切らないために生まれたヘアスタイルなのでした。
古代のハワイ王国でも
髪を、男性でも切らなかったのが思い出されます。
聖なる力が宿るからです。
私は、それを真実だと思います。
この映画では、1976〜1978年に焦点を当てています。
衝撃的なことが起きたのです。
ボブは、ジャマイカの人達のために無料コンサートを企画しました。
それは1976年12月5日。
長年、二つの政党に分かれ
暴力で荒れていたジャマイカを結束させるのが目的です。
☆パンフレットより
そのコンサート二日前の夜、
武装した7名の男がボブ・マーリの自宅を襲ったのでした。
ボブは心臓を、妻のリタは頭を狙われて撃たれてしまいます。
ジャマイカを愛する大スター
皆からも慕われているのに
そんな目にあうとは言葉がありません。
普通なら二人とも亡くなったでしょう。
でもボブは怪我を負い、リタも入院しましたが助かったのです。
リタは、ドレッドヘアのおかげで貫通を免れ、ボブの弾はそれました。
まさに奇跡です。
☆パンフレットより
この事件に怯むことなく
周りの反対を押し切り無料の
『スマイル・ジャマイカ・コンサート』を予定通りに行いました。
観客に「こことここを撃たれたんだ」と胸を見せたのです。
そんな体でよく歌い踊れました。
神がかりのような力さえ感じます。
☆パンフレットより
この後、危険を避けるため
彼はロンドンへ移り活動を続けることになります。
重要なメッセージである
アルバム『エクソダス』を発表し、世界各地ツアーを行いました。
そして1978年4月22日
故郷ジャマイカで伝説となる
コンサートを行ったのです。
『ワン・ラブ・ピース・コンサート』です。
この時、『Jamming』を演奏中にボブは、対立していた二人の政党リーダーをステージに呼びました。
そしてなんと二人を握手させるのに成功したのです。
犬猿の仲のリーダー政治家二人が、平和のために握手した
その驚く映像は世界を駆け巡ったのでした。
素晴らしいボブ・マーリー
音楽で世界を変えました。
世界はまだ争いが続いています。
討論では平和にはならないでしょう。
お互い自分こそ正しいと
思い込んでいるから。
自分側の損得を考える顕在意識ではなく、
魂レベルの利益を求める
潜在意識にはたらきかける
芸術でなら上手くいくのだと思います。
レジェンドのボブ・マーリーのように。
＊参考資料
『映画ボブ・マーリーONE LOVE』パンフレット
🌿🌿🌿🌿空からの言葉🌿🌿🌿🌿
今まで見たくないものが
多すぎて目を固く閉じてきましたね。
でもそろそろ目を開けてみましょう。
これまで見ていた世界は変わりました。
新しいシーズンの始まりです。
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