Why do I hike? なぜ私は山へ行くのか | kukulu-mikaのブログ

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人間の幸福は、決して神や仏が握っているものではない。 自分自身の中にそれを左右するカギがある。
ーエマーソンー

こちらは違うサイトで昨年2023年の6月に投稿した記事。

最近はAmebaを中心にブログをアップしているので、こちらにも投稿することにした。

 

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5月下旬に奥多摩を縦走した時、調子に乗ってスピードと距離を無理してしまったら両脚を痛めた。

左脚は腸脛靭帯、右脚は股関節。

 

凹むわ〜

 

7月1日に日光白根山に行くために6月は徹底的にケアをしようと決めて、しばらく山に行くことを我慢して、鍼治療をすることにした。

鍼治療は自費で高いけど、効く。私には合う。

先生に「毎日5分でも良いので、脚のストレッチをしてください。」

 

はい。やります。

 

寝る前に、登山 YouTubeを見ながら無理をしないストレッチをすることに。

そこで見つけたドキュメンタリー
Why do I hike?

 

クロアチアのハイカー、Nikola Horvatがコロラド・トレイルをずっと歩きながら他国のハイカーに「あなたはなぜ山に行く?」と質問を投げかける。
自然の美しい映像とハイカーたちが話す自分が山に行く理由。
23分の短いドキュメンタリー。

 

私が山にハマったのは本当に最近。
昨年12月上旬、13年間かわいがった愛犬が癌で亡くなった。
ペットをとても愛し、家族同様にペットを飼ったことのある人にしかわからない悲しみ。
亡くなって1か月は寂しくて、寂しくてほとんど毎日泣いてた。
生活から消えてしまった小さな足音、寝てる時のいびき、私の帰宅に毎回全身で喜んでくれる姿。とても辛かった。

何もする気がしない。

登山を始めたかった旦那がある日、「山に行こうか。」と誘ってくれた。
私は運動神経ゼロだけど、体を動かすことは嫌いではない。
丹沢の大野山に行った。

途中で若い鹿に会った。
ネイティブ・アメリカンから見た鹿は「愛」の象徴。
お互い見つめあって、私は犬を亡くした心を癒してくれるために現れたと感じ、気持ちが少し楽になった。
暫くすると鹿はさって行った。

平日だったので登山者もほとんどいない静かな山を歩き、12月の冷たい風を感じながら、いつもと違う空気を吸って、気持ちが少しずつ軽くなっていった。

ペットロスで悲しみばかりに浸っていた私は、少し前向きな気持ちになれた。
13年間ありがとう。君がいてうちの家族は本当に幸せだった。

上の写真のような景色が目の前に広がった時、心が豊になる気持ち。不要なものが消えて行く。ずっと見てられる。

だから私は山に行く。山は私を癒してくれるから。