と言いながら、
走る救急車を、はじめて見た。
道を開ける車
通った後に、
「すいません、ありがとうございます」
その後、何事もなかったかのように
列をなして動き出す車
秩序と礼儀が
当たり前のようにあるその場面は、
日本らしい光景だな、と
そんなことをふと思った。
どうも。
本日も元気に借金背負ってます
先日から続いた廃人化の影響で生活費ピンチアラサー女です。
母親の見舞いに行く。
天気は曇り。
かつて昭和に生きた孤高の画家、
"田中一村"という鬼才がよく描いた空。
東京の画壇とはそりが合わず
単身、奄美に身を置き生涯を終えた。
母は、彼の絵が好きだった。
奄美大島の自然、
アカショウビン、クワズイモやソテツ。
奄美大島は、曇りの日が多く、
一村が描く絵は、曇天が多い。
いつだったか、
母親と、滋賀県守山市にある佐川美術館に
彼の絵を観に行ったことがある。
その時は、わたしには彼の絵の良さが分からなかった。
なんだか暗いな、なんて思っていた。
どちらかと言うと、今でもモネやフェルメールのような華やかで鮮やかな絵の方が好きなのだが、
なぜか目が離せない魅力が彼の絵にはある。
平面的に見える彼の絵は、
浮世絵を連想させる。
母は、ゴ・ギャンや若冲も好きだった。
日本のゴ・ギャン、昭和の若冲とも称される
"田中一村"
曇りの日は、
一村を思い出す。
母の記憶とともに。
記憶にある日本の風景(一村のフィルターを通して)、
先ほど目の前にしたなんて事のない日本の光景。
なんにも繋がらないふたつだけど、
そのふたつから日本人の国民性を考えている。
日本人っておもしろいよな。
あ
晴れてきた。
ほな
何か生み出すでもなく
答えが出るでもない
しょうもないことを思いながら
生きていきますか。
では、
本日もここまで読んでいただいた方、
すいません、
ありがとうございます。