赤いダリアと紫の蘭のモダンクラッチブーケ [ ウェスティンホテル東京様へ ]
今日ご紹介するのは恵比寿にあるラグジュアリーホテル、ウェスティンホテル東京様へお届けしたブーケ。
赤い大輪のダリアをメインに、個性的な紫の蘭「バンダ」など、色々な種類のパープル~ワイン、ピンク系の蘭を合わせたクラッチブーケです。
花材ごとにまとめて入れるグルーピングという手法を使って(そのまんまのネーミングですが)モダンでスタイリッシュな雰囲気に仕上げました。
この春はなぜか野の花を摘んできたような優しい色合いのナチュラルなブーケや会場装花が多かったので、こういうディープカラーのモダンなブーケは新鮮。
「kukka=ナチュラルテイスト」と思われている方も多いと思いますが、こういう格好いいブーケのご依頼も結構あります。
飽き性なので同じ雰囲気のブーケを毎回作るよりも、毎週花嫁様のご希望に合わせて違うテイストのブーケを作る方が楽しいです。
私はオリジナリティの高いブーケを作るよりも、花嫁様の、時には漠然としたご希望を花を使って形にして差し上げて喜んでもらえることが好き
そういう意味では自分はフラワーアーティストではなくデザイナーだなぁと思います。
東信(あずままこと)さんのような誰にも真似できないような花を作る方を見るのもとても勉強になるしすごく魅力的ですけどね。
自分とはまたジャンルが違うアーティストの方だと思います。
http://azumamakoto.com
ちなみにブートニアはこんな感じ。
3種類の蘭をグラデーションになるようにまとめました。
リボンはダリアよりも少しシックなワイン色で大人っぽく。
このブーケを持っていただいたのは、お色直しのカラードレスと二次会の時。
裾にかけて少しグリーンになったブルーの美しいドレスに合わせて持っていただきました。
当日のお写真を拝見したのですが、とってもおしゃれな新郎新婦様で素敵でした
紺色のテーブルクロスを基調とした会場装花にもマッチしていて良かったです。
青いドレスにどんな色のブーケを合わせたら良いか悩む方もいらっしゃると思いますが、同系色のブルーではなく、少し色相をずらしたパープル~レッド系もおすすめです。
ドレスとお花が同系色の場合、統一感が出てまとまりますが、一歩間違うとブーケとドレスが同化してしまいのっぺりした印象になる場合もあるので、少し色味を変えてアクセントにするのもいいと思います。
画像はウェスティン東京様のプレスリリースより。
余談ですが、お届けに伺った時ホテルの前にお馬さんがいてびっくり
調べてみたところ、ウェスティンではご結婚式後に馬車に乗って恵比寿ガーデンプレイスの周辺をまわる「ウェスティンホース パレード」というセレモニーができるらしいです。
私が会場を後にする時、エントランスに赤絨毯が敷かれご両家のゲストの方が並んでいらっしゃったので、もうすぐこの新郎新婦様がこのパレードに出発されるところだったのかもしれません。
一目ドレス姿を拝見したかったのですが、次の制作があったので後ろ髪を引かれながら帰路に。
うーん残念。
いつかこのパレード実際に見てみたいな