一貫した意識を持つ。 | かつてのこと。

かつてのこと。

2008〜2020まで起きてたこと。

9/14(月)の定例稽古。浜松(静岡)、豊橋(愛知)など、遠くからの参加者もいたので、やはり基本をみっちりと、丁寧に丁寧にやりました。

ナイハンチ 立ち(移動含む)
ナイハンチ初段
セイサン 立ち(移動含む)
セイサン 負荷をかけての移動
セイサン突き移動(棒押し含む)
押し合い二種
背中の鍛え三種
受け三種
防御(起こりの捉えと躱し、捕手)
<稽古の詳細は、最後にまとめておきます。稽古会員たちは、参考になさってください)

 *

 みなさんの各稽古動きを見ていて、大切なことに気がつきました。ナイハンチの立ち、セイサンの立ち、負荷のかけての移動、突き移動、やわらかい押し合い、受け三種。これらの全てが、立ち姿が違う。ある時は低く、ある時はアップライトの構えのように、ある時にはピョンピョン跳ねるように。
 アドバイスさせてもらって、とても一貫した構えと移動が、それぞれの動きの稽古で(それなりに)できるようになりました。そのアドバイスとは、

「『菊野蹴り』合宿で身につけた沖拳の蹴り、アレがいつでも出せる体勢を心掛けよ」

棒での押し合いとかは典型ですが、まさに重心が一気に移動している瞬間。我々沖拳者は、その瞬間に出した足や手を 蹴り とか 突き とか呼んでいるわけです。なので、せっかく重心がまとまって一気に動いている時に、自由に手足が出るようでなければ、移動稽古のための移動稽古、やわらかい押し合いのためだけの押し合い、になってしまうわけです。こんな落とし穴は、

「いつでも蹴る、いつでも突く、いつでも投げる」

という意識をどの種類の稽古でも一貫して持っておけば防げます。

なんのための稽古なのか。

意識の問題です。私も含め、引き締めて心に留めておきたいと感じました。



(ふざけているKさんの姿勢は悪い見本として最高です(笑))



(このやわらかい押し合いでも、力いっぱいの押し合いでも、常に組手と同じ腰の高さ、重心の位置、胸のハリなどでないといけません)







<稽古詳細>
ナイハンチ 立ち(移動含)
 みなさん、握りが甘い。ワキが締まらない人、突きの時に肩が上がる人がいるが、それらも全ては「目一杯握り続ける」という要訣を守れば解決。『ヒトは、一過所しか力めない』の法則。

ナイハンチ初段
 みなさん、握りが甘い。ワキが締まらない人、突きの時に肩が上がる人がいるが、それらも全ては「目一杯握り続ける」という要訣を守れば解決。『ヒトは、一過所しか力めない』の法則。
 各個人に向けてのアドバイスでは、膝の張りが緩む人、目線をきちんと送れない人、ナイハンチ突きが理解できてない人などにそれぞれ。

セイサン 立ち(移動含)
 『ナイハンチでの重心を転がすことを最大限前方向にしたものがセイサンの立ちと移動』という意識をもってもらった。そして、重心を一箇所に集め、それを丁寧に水平に、こぼさぬようにいどうしてもらう。

セイサン 負荷をかけての移動
 帯を持ってもらっての移動。足が揃ったあたりで大腿四頭筋をできるだけ使わずに、全ての筋力を推進力に変えてもらう。棒で押し合っての移動もおなじ。
 

セイサン突き移動
 これ、引くことをきっちりやってもらった。広背筋が攣る人続出必定(笑)。