今月は、蹴り。 | かつてのこと。

かつてのこと。

2008〜2020まで起きてたこと。

一昨日は、月曜日定例三重稽古会でした。

毎月、テーマを決めて集中的にやっているのですが、7月は蹴り。ちょっと前倒しで、蹴りの研鑽をはじめました。

ウチは、格闘技や武道を何にもやらずに、初の武歴が沖縄拳法という人が三人もおり、それはそれで先入観なく技を覚えられるのでいいのですが。ただ、

蹴りが超苦手。

というか、どのように体を動かしたらいいのかわからない様子。なので、根本的な体の動かし方としての『蹴り』、体の中心から動かす、体全体のつながりで動かす、などのコンディショニングトレーニング的な脚の運動を綿密にやりました。

これらは、実は腰痛予防やバランス感覚の向上、統一感の取れた全身の動き、などの効果もあり、おじさん世代にはかなり有益だったりもします(笑)。あ、育ち盛りの若い子にも、応用性のきく身体運用という意味で、とても有益です。

まっすぐ等速で脚を前にあげられない。
水平だと思うところで止められない。
実は、まっすぐに立てていない。

などなど、そんな基本的な偏りや癖を取っておいたほうが、基礎の正しい動きが体の中に入っていきます。

『そもそも綺麗にまっすぐ走れない車でたくさん練習してタイムを出そうとするより、まずはきちんと整備して、まっすぐ走れて、最短で止まれて、最速で加速できるようにチューンしておく』

コンディショニングトレーニングで身体を整えないのは、そんな感じが私はするのです。


沖縄拳法空手道は、そういう訓練法や鍛錬法までも用意できる、素晴らしい伝統の継承と山城師範による弛まない研究の厚みがあると、今回も実感した次第です。


(↓コンディショニングにより、踏み込みがえらくスムーズで速くなったの図。)