ECCジュニア東郷町春木台教室 講師の壁谷です
よく、「AI翻訳が発達しているから、英語なんて話せなくても大丈夫!」
という声を聞きます。
確かに、Google翻訳や、 他の翻訳アプリも以前と比べかなり精度が上がったので、
「英語翻訳」においてはそうかもしれません。
翻訳者としての仕事はおそらく激減したと思います。
ちなみに、壁谷の前職は、自動車メーカーT社さんのお膝元・
愛知県の自動車部品メーカーに15年勤めていました。
愛知県は特に自動車関連の企業が多いですね。
そこでのお仕事は、自動車部品を設計・開発する技術的な内容でした。
勤めていた15年の間に、海外の仕入れ先や顧客との関わりは急増していました。
本当に、「英語は話せて当たり前」になってしまったのです。
というのも、自動車の部品を1つ開発するにも、構成する部品は数万点
特に電気系の部品は中国や台湾のサプライヤーから購入する方が断然安いので、
購入先がどんどん海外にシフトしていきました。
日本でも、スーパーの食品はどんどん海外産になっていますね。
こちら側が望む品質と納期に合わせてもらうために、まず出張し、顔合わせ。
言語はもちろん英語です。日本以外もグローバル化は進んでいるので、
どの国の人も流暢に英語を話します。
その後も、テレビ会議で進捗の打ち合わせを何度も行います。
生産を始める前には、現物の確認のために、再度出張し、
修正をお願いすることも何度もありました。
営業部門の人は、開発した部品をもっとたくさんのお客さんに買ってもらうために、海外の販売店に出張し、自社の製品を説明・アピールすることもあります。
こちらももちろん英語です。
1年〜3年単位のローテーションで海外の販売店に駐在し、
ご用聞きの業務に携わるのも営業の仕事でした。
「Google翻訳で日本語でメール打って英語に翻訳したらいいんじゃないの?」
と思われそうですが、
Skypeや ZOOMなど、テレビ会議システムが普及し、
圧倒的に面直での会議が増えてしまいました。
メールを真面目に返すのは日本人くらいで、海外の人からは
メールの返事が来ないことは日常茶飯事。
やはり、関係者を全て同席させて会議を行なった方が、意思決定が早いので
圧倒的にスムーズに仕事が進みます。
中には英語ができなくて、英語ができる人をつかまえて、
通訳に入ってもらう人もいましたが、通訳しようにも自分の担当ではない仕事では
正確に内容が把握できず、頼んだ側も何度も通訳を頼むのは気が引ける、
基本的には、自分で何とかするしかない状況に追いやられていました
というように、やはり英語を話すことは必須で、今後、
ますますその機会は増えていきます。
英語が話せないと、職業の選択が本当に狭くなってしまいます。
どのお子さんも、やりたい仕事に就いて、イキイキと仕事をして欲しいと思います。
英語ができないことが原因で、
仕方なくやりたくない仕事に就くのは悲しすぎます
まだピンと来ていないお子さんがほとんどだと思いますが、
人生の先輩として、こんな経験談も、お子さんにしていければな、と思います
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