(O)


 「大ちゃん、大ちゃん…」


「…んんっ?」


「俺ら、もう出かけるけど…」


「…あ…うん…旅行、気をつけて行ってきてね♪」


「うん…てか、今日、松本潤くんだっけ?家、見に来るんじゃないの?」


「あ、そうだった…!」


ガバッと起き上がると…


「大ちゃんっ…/////」


「ほえっ…?」



傍にあった部屋着を取ってくれて…



「昨夜も激しかったみたいだね~♪」


「…!」



また、真っ裸で寝ちゃってた…💦


身体はキレイに拭いてくれてるみたいだけど…


わ…また、翔くんの印、増えてるよ…/////



着替えて、リビングに行くと、ニノと相葉ちゃんが出かけるところで、


ちょうど、インターホンが鳴って…出ると松本くんだった…


あれ?この彫りの深い顔って…



「あ、出かけるついでに、俺らが玄関口まで連れてくるんで、そのままでいいですよ」


「ありがとお…!2人とも旅行、楽しんできてね!行ってらっしゃ~い♪」


「いってきます!」


「いってくるね~♪お土産、楽しみにしててね~」



新婚旅行に出かけたニノと相葉ちゃんと、入れ替わるように、松本くんが来た…



てゆーか、やっぱり、この顔~♪


「あ…チョコレート屋さんだぁ…」


「あっ…あの時の…!」


松本くんをリビングに通す…




「あの生チョコ美味しかったよ~♪」


「本当ですか、ありがとうございます」


やっぱり、感じの良い人だよね…


松本くんがここに住むようになったら、あのトリュフ教えてもらえないかな…


あ、その前に家の中、案内しないとね♪


2階の松本くんの部屋に案内して、バスルームやトイレなんかも見てもらう…



「こんなところだけど…どうかな…?」


「あ、あの…申し分ないです!よろしくお願いします…!」


良かったぁ♪あ…そうだ…!


「あの…さ、ここに越してきたら…トリュフの作り方なんて教えてもらえたりする?」


「もちろん♪喜んで教えますよ!」


やったあ♡




手伝うつもりでその日は翔くんも家にいたんだけど、荷物も少ないみたいで、もう翌日には松本くんの引っ越しは完了だった…手伝うまでもなかった…


年齢も近いから、敬語は無しで名前で呼ぼうかってことになって、僕らは『松潤』て呼ぶことにした


その日の夜は、ニノも相葉ちゃんも旅行でいないし、斗真くんも出張で明日までは3人だけだから、お風呂は1階のを交代で入ることにした


ジャンケンで、翔くん、僕、松潤の順番になったけど、ちょうど仕事の電話が入って…

ベースはそのままで、ちょっとしたリテイクだったから、すぐ終わるかなって…

松潤に先にお風呂に入ってもらった…



松潤がお風呂に入ってる間に、仕事を終わらせて…僕も手早く入浴を済ませる…

たぶん、翔くん、部屋で待ってるよね…


カチャ…


そっと翔くんの部屋のドアを開ける…

真っ暗にしてるけど、起きてるよね?


ん?なんか…話し声が…え?翔くん…1人じゃないの?


「…たたねぇ…」


はっ…?


「…ごめん、智くん…」


「えっ…??」


何?何がごめんなの?


部屋の電気をパチン!とつけると…


「えっ…」


ガバッ…


そこにいたのは…パンイチの翔くんと…えっ?


「…え…翔くん…と松潤?」


「…なんだって!?」


翔くんが後ずさって、僕と松潤を何度も交互に見る…


「…2人とも…なにしてるの?」


僕…怒ってもいいよね…?


でも…2人の話をよくよく聞けば…僕と松潤が、お風呂の順番を交代しちゃったのが原因か…


翔くんは何度も謝ってくれてし、松潤にも土下座してたし…


もお…許すしかないじゃん…


「あ、じゃあ、俺…部屋に戻ります…」


「ごめんね、松潤…」


「松潤ごめんな…!」


「いえ…じゃあ、おやすみなさい…」


!?!!


松潤が、部屋を出て、ドアを閉めきる前に…翔くんに抱きしめられキスをされる


「ちょっ…ぁ…んっ~…んっ…んっ…/////」


…ホントにもお…翔くんのバカ…♡




(S)


 
 「ヤベ…何で…嘘だろ…」


こんなこと…ありえねぇ…!


「…たたねぇ…」


何でだよ…こんなん…今まで1度も無かったのに…!


だけど…ここまで反応ねぇと…今日は…


「…ごめん、智くん…」


「えっ…??」


パチン!


「えっ…」


ガバッ…


え?何?


眩しくて…目をしかめる…


「…え…翔くん…と松潤?」


何で、すぐ傍にいるはずの智くんの声が向こうから聞こえんの…??


眩しいのに慣れて目を開けると、俺の下にいたのは…


「…なんだって!?」


松潤から、離れて… 智くんと松潤を交互に見る…



…どうなってんの!?


「…2人とも…なにしてるの?」


いや、それ…俺も聞きたいっ…


「智くん、これはっ…てゆーか、何で松潤がここにっ!?」


松潤の部屋は2階だろ…間違えようがないよな…


「え…お風呂入ってたら、翔さんが部屋で待ってるからって…」


「は?俺は智くんに言ったんだけど…」


「あっ…!」


「何?」


2人の話を聞くところによると…さっき、智くんに仕事の電話があったから…入浴の順番を交代したって…


マジかよっ…


じゃあ、俺は間違えて、松潤に言ってたってことか…


「な…んだ…だから、俺の反応しなかったのか…焦った~…!」



我に返ったように、松潤が服を着て、ベッドから下りた…


むう…と可愛く頬を膨らませる智くんに平謝りする…(_ _(--;(_ _(--;


松潤にも、「申し訳ない!」と土下座して謝る


松潤が部屋から出て行って、すぐに智くんを抱きしめてキスをした…


「ちょっ……ぁ…んっ~…んっ…んっ……/////」


あ~…これこれ…この甘いやつ…♪


うおっ…早っ…!俺のジュニアくん復活!


じゃあ、今から本番で♡


って、キスをしたまま、智くんを押し倒して服をひん剥いていくと…


「ちょっと待った!」が入って…


えええ~…なんで~?


「な…何…?」


「僕が部屋に来るの、もう少し遅かったら、やってたでしょ…」


「はっ?」


「松潤と……エッチ……」


何を言い出すかと思ったら…


「やってないって…」


「それは…僕が来たからでしょ…」


「いや、来なくても、中断したって…」


現に、止めようとしてたところだったし…


「嘘っ…」


「嘘じゃねぇって…反応しねえのに、どうやってやるんだよ…」


「反応…?」


「コレね」て、智くんのジュニアを掴む…


「…あ……んっ……/////」


「俺のここ…智くんじゃないとダメらしいね…」


「そう…なの?」


「そうなの!だからっ…」


「あっ…んっ…んんっ~…んっ……」


今すぐ、貴方の全てを…甘いのをちょうだいよ…!


「今日は、朝まで寝かせね~からなっ…」


「翔……あっ……ん……」





そして……



バレンタイン当日は…


智くんの手作りチョコ…


ショコラティエ松潤監修の…


そりゃあ、甘くて、ちょっぴりほろ苦いチョコをいただきましたよ…



そんでもって…夜はね…



「…あっ……ん……翔……や……んんっ…」



チョコより甘い智くんをいただいたよ…



もちろん、朝まで…



蕩けるような…



極上のあまいやつを…



何度もね…♡











 END






★明日は番外編(全智くん目線)を上げます…バレンタインデー前日~当日のお話になります💕