★こんにちはwいつもお話、読みに来てくださってありがとうございます!今回は、以前書いた『月光』というお話の続編…というか、番外編というか…2人の出逢い編になります…!前後編位でさらりと終わらせたかったのに、出逢いから告白まで全4話になってしまいました…(^^; ずいぶん前に考えた2人の設定等が書いたメモをファイルの間から見つけまして…まだ書けてないこともあるので、もしかしたら、この2人はまた忘れた頃に上げるかもしれません…知らない方もいると思うので、一応、1番初回と最新話を貼りつけます…






(O)


 それは、偶然だった…

ううん…翔くんとの、あの日の出会いは…運命だったんだよね…!


その日…僕は時々、仕事を回してくれるデザイン事務所で、小説の挿し絵の仕事を依頼された帰り道だった…

前に読み切りの小説の短編に描いた挿し絵を、小説家の人が気に入ってくれて…時々、頼まれていたんだけど…今度また その人の本が出版されるってことで、僕を指名してくれたらしい…

なんと、今回は表紙絵もだって…!

んふふ…嬉しいなぁ…最初に依頼を受けた時に、短編を読んだ時から、ファンなんだよね…

あんまり本を読んだりすることはないけど、その人の書くお話だけは、ほとんど読んでるんだ


本名も、男性か女性かも、出身地も全て謎な小説家の夜桜さん…

なんかミステリアスで、そこがまた良いよね…


ん?


前から、荷物をいっぱい乗せた自転車が…

うわぁ…フラフラしてんなぁ…


歩道の左端に避けたら、左にフラフラしてきたから、右端に避けたら右にフラフラ…

ちょっと、おじいさ~ん…💦


え、どっち、どっち?ぶつかるよ…一旦、降りるとかしないの?


おじいさんを避けるために、仕方なく歩道から道路に出ようとすると…


「あぶないっ」


て、腕を引かれて…目の前を原付が通りすぎて…歩道のフラフラの自転車もそのまま通りすぎたみたいで…

気づいたら、僕は、その人の腕の中にすっぽり包まれていて…

その腕の中が心地よくて…動けないでいると…


「…大丈夫ですか?」と、これまた心地よい低音ボイスが降ってきて…目線を上に向けると…

えっ!?


一瞬、その人の瞳が銀色に見えて…ビックリしたけど…見間違いかな…

優しげな視線とぶつかって…

ふわぁ…すっごいイケメン…


「あの…?」


「あっ…ごめんなさいっ…/////」


見とれてた~…💦


「いえ…大丈夫ですか?」と、もう一度聞かれる… 体は大丈夫だけど…


「…大丈夫じゃないです…」


イケメンくんの優しい腕と大きな瞳と低音ボイスにやられましたっ…/////


「えっ!?」


「あっ…💦 嘘です…大丈夫ですっ…/////」


イケメンくんは、クスッと笑って…


「それなら、良かった」と言って顔を綻ばせた…


僕は、彼のその瞳から…目が離せなかったんだ…




(S)


 雑誌で連載してた長編が、単行本化されることになった…


いつも、本の出版が決まった時、挿し絵はイラストレーターのSATO さんに頼んでいる…

会ったことはないけど、見せてもらう絵は、ラフ画でも 俺の世界観をわかってくれていると感じる…

今回は表紙画もSATO さんにお願いしたい…


そして…


満月の日の午後のこと…


打ち合わせが終わり…


『夜桜先生、ご自宅までお送りしますよ』


「いえ…最近、運動不足なんで…歩いて帰ります」



編集部の人が車で送ってくれるっていうのを断って、自宅マンションまでの1駅分の道を歩いてる途中…

少し前を歩く華奢な後ろ姿の男性に気づき…そのもう少し先から、自転車に大量の荷物を積んだ年配の人がヨロヨロしながら、こちらに向かってるのが見えた…

前を歩いてる華奢な男性は、その自転車を避けようとするが、なぜかその年配の人が乗ってる自転車も同じ方向にヨロヨロと…

避けきれないと悟ったのか、その男性は歩道から道路に下りようとしたけど…

道路の左端を原付が走ってきていて、とっさにその男性に手を伸ばしていた


「あぶないっ」


男性の腕を引くと、ビックリするくらい軽くて…そのまま俺の腕の中にすっぽりと収まった…

え…何だろう…この人、凄く良い香りがする…


自転車と原付は、何事もなかったかのように、そのまま通りすぎていった…

なぜか…この華奢な男性を強く抱きしめたい衝動にかられるが…軽く深呼吸をして…


「…大丈夫ですか?」と、腕の中の男性に声をかけた…


上目遣いで俺を見たと思ったら、少しビックリした表情を浮かべ…俺の目を真っ直ぐ見ていて…

男性なのに、美人だな…と見とれてしまう…


が、すぐに我に返り、「あの…?」と声をかけると…


「あっ…ごめんなさいっ…/////」


「いえ…大丈夫ですか?」と聞くと、「…大丈夫じゃないです…」と返ってきて…


「えっ!?」


もしかして、足を捻ったとか…?腕…強く引っ張りすぎた?

焦ってると…


「あっ…💦嘘です…大丈夫ですっ…/////」


あ…何だ、嘘か…ホッとする…


「それなら良かった」


頬を赤くした その男性の顔が可愛くて…顔が綻んでしまう…


これが…貴方との初めての出逢いだった…




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 💙💙💙大野智 様💙💙💙


HAPPY BIRTHDAY🎉🎉🎉🎉🎉✨


43歳の智くんは、どんな感じなんだろうね…


41歳、42歳の智くんにも会いたかったな…


まだお休みは続くのかな…


すごく淋しいし、すごく会いたいけど…


色々な事が落ち着くまで、お休みのままでいいのかも…とも思ったりします…


なかなか会えないけど…


また1つ年を重ねた智くんも、変わらず大好きです…!💕