★こんにちはwいつも遊びに来てくださって、ありがとうございます!こちらのお部屋は、約半月ぶりの投稿になります…(^^;  今日は何の日を見てて…へぇ、毎月15日って、いちごの日なんだ~…て思いついたお話です♪リアル設定になるのかな…潤くん目線のお話なので、このカテゴリーに入れました…15日に投稿しますし、松潤語りですが⚠️いちごじゃないですよ!







〈M〉



   撮影が早く終った、とある日…



ある男の家の前まで来る…



一応、訪問する旨をLINEで知らせた(未だ既読にならない)


てか、俺からのLINEは、即レスするって、前に言ってなかった?


休止中は、それも、休止かよ…(笑)



インターホンを押す



なかなか応答がないけど…居るのは分かってるから、待ちますよ…



…てか、遅くない?居留守?(笑)



『何?』



やっとかよ…!



「入れてよ」



『え~⤵️』



「…ここで話してもいいの?」



『…チッ……わかったよ…』



(…舌打ち、聞こえたからな?(笑)ったく、この人は相変わらずだなぁ…)



翔さんが相手なら、きっと、黙ってロック解除するよね?



「おじゃましま~す♪」



リビングに通してくれて、「常温のお水はないよ」と、お茶を出してくれる…



「最近、絵とか描いてるの?」



「…まあ…たまに…?」



「ふ~ん…描き上がってる絵とかあるの?見せてよ」



「…ないよ…てゆーか、絵を見に来た訳じゃないでしょ?」



「あ~…うん、今度、5人で集まるじゃん?その事でちょっと、話したいことがあってさ…」



「なに?」



「今度の飲み会…大野さんの家でやろうよ」



「え~…嫌だよ」



即答かよ…まあ、嫌だって言われるとは思ったけど…



「じゃあ…ホテルのスイートでも取るか」



「…誰が出すんだよ?」



「俺でいいよ」



「…そういう訳にはいかないだろ?てか、どっかお店の個室でいいんじゃないの?」



「それじゃ、ダメなんだって…」



「え…?」



「俺、ちょっと良いこと思いついちゃって…」



「…いいこと?」



怪訝な目で俺を見る大野さん…



「まあ、ドッキリ?(笑)」



「ええっ…どんな…?」



「ターゲットは、翔さん…!」



「うん…?」



ドッキリの内容を話すと…



「…引っかからないと思うけど…」と言いつつ…



「そういう事なら、おいらん家で集まっても、いいよ…」と、了承を得た…



なんだよ…ドッキリ仕掛けんの、けっこうノリノリじゃない?(笑)





数日後…




5人で、大野さんの家で集まることに…



時間差で、5人全員揃ったのは予定してた時間から1時間後…



翔さんが座るのは、大野さんの隣…



当たり前のように、その場所は今でも 自分の…というように…

  



「「「「「お疲れさま~!」」」」」



グラスを合わせたところで…



『最近、どう?』て相葉くんが話し出して…



それぞれの近況報告をする…



一通り、それが終ったところで…



グビッとビールを1口喉に流し込んで…



大野さんと目配せをする…



翔さんが、それに気づいたみたいだけど…そこはスルーして…



「みんなにさ、話しときたいことがあるんだ」


「…何?」


「なになに?」


「なんですか?改まって…」


「……………」




「俺と大野さん…一緒になることにしたから」



「え…」


「ええっ!」


「…一緒になるって…」


「……………」




「まんま、そういう意味!ね、大野さん?」



「…うん…」



「………っ……」


「わぁ!マジか~♪」


「…そうですか…うん、俺らは祝福しますよ」




「ありがとう…!」


「ありがと、ニノ」




翔さん… 顔、ひきつってる…(苦笑)



大野さんは、気づいてないフリか…



「おめでとう!リーダー、松潤♪」


「おめでとうございます!」



「……………」



「ありがとお…」


「ありがと!それでさ、暫くは公表するつもりないんだ…ね、大野さん?」


「うん…」



「だいぶ先にはなるけど、海外で挙式するつもりでいるからさ…」


「わ~!いいじゃんいいじゃん♪」


「もちろん、俺らも呼んでくれるんですよね?」


「うん、皆が出席出来るように、スケジュール調整してもらうからさ」



その後、うひゃひゃ、良かったね~♪とご機嫌な相葉くんに、あなた、ハシャギ過ぎですよとニノが窘める…



翔さんは黙りこくって何も言わない…



自分がどんな表情してるのかわかってるのかな



あからさまな不機嫌…



取り繕うこともしない…



そして…



5人で、また…今度はもっとゆっくり出来る時に集まろうて、その日はお開きとなる



まだ、ドッキリのネタばらしはしていない…




帰り際、玄関口で…



ニノと相葉くんは「またね~」と手を振り…



俺も、「今日は帰るね」と靴を履く…



翔さんは…



「俺…ちょっと…大野さんに話あって…」



「うん…わかった」



「じゃあ、2人とも またね!」



玄関のドアを閉める瞬間…



翔さんの腕が、大野さんの細い腰に回って…



大野さんが、俺の方に視線を向けて…



片頬を上げて…



薄く微笑んだのが見えた…



パタン!とドアが閉まる…



カチャリ…と施錠される音…



て、おい!



まだネタばらし前だよね?



一応、まだ俺、婚約者って設定じゃないの?(笑)



て、この2人には…関係ないのか…



ドッキリ、大成功…?







もう…この扉の向こう側には…



誰も立ち入ることが出来ない…



誰もね…









     END