キミニダカレタイノ…

オマエヲダキタインダ…

ドッチ?

ドッチモ…

ホンシンナンダ…



〈S〉


  「…っ…あっ…ん…んっ…あっ…あ…」


可愛い啼き声…

いいね…もっと聞かせてよ…

感じてる…?


「…んっ……ぅ…あ…」


もっと…俺だけを見て…俺だけを感じて…

この先も、ずっとだよ…

俺以外の奴に抱かれるなんて、許さないよ…


ああ…貴方が…

俺無しじゃ 生きていけない体になれば いいのに…

もう…俺から、一生 離れることが出来ないように…

そう願いながら、貴方を揺さぶり、俺の想いを貴方の中に 打ち込んでいく…


「あっ……あっ……んんっ…」


「……俺のこと…好き?」


「…んっ……すっ……好き…っ…」


こんな風に…自分のこと好きか…なんて聞いてくるやつ… ウザッ…て思ってた…

本気で好きな相手じゃなかったからなんだろう…

今なら わかる… 不安なんだ…

こうして、何度も体を重ねていても…

ちゃんと…言葉でも 好きだって言ってほしいんだよ…

好きだって…俺だけだって…


この先も、ずっと 変わらないんだって…

確信が欲しいんだよ…


俺は、貴方だけだよ…

智くん…

貴方が 俺の傍にいてくれたら、それだけで いいんだ…


ねぇ… 貴方も そうでしょ?

はぁ…

そんな…表情、見せんの 俺にだけだよね…

他の誰にも 見せないでよ…


「…っ……ああっ……しょおっ……」


いったか…

クッタリして、意識を飛ばした貴方の腰を掴みラストスパートをかける


「…っ……はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁ…」


愛してるよ… 貴方だけを…


意識のない貴方の体をキレイにして、後処理をして、隣に潜り込む…


寝息をたて始めた貴方を胸に抱き…

朝まで… いや、明日は休みだから、昼まで起きね~かも?

俺も、そのまま 眠りについた…


けど…


その日は、いつもと違っていたんだ…


ペチペチ…


ん…?


誰かが…俺の頬を 優しく叩く…


ペチペチ…


智くん…?


「ね~、起きてよ…」

「ん…?」


ムニッ…


う…今度は軽く 頬をつねられる…


「翔…起きろって…」


「えっ…?」


パチンと目を開くと…👀


仰向けに寝ている俺に、覆い被さるようにして智くんが、俺を見下ろしていた…


「やっと、起きたか…」

「…智くん…?」


え…何…?


目の前に いるのは…確かに恋人の智くん…

昨夜、俺の腕の中で 可愛く啼いてたはずの 智くん…

…のはずなのに… 何かが 違う…


「翔…」


翔…?

エッチの時以外は、いつも 『翔くん』て呼ぶのに… 呼び捨ても嬉しいけどさ…でも…何か…


「何…?」


「…抱いて いい…?」


「へ…?誰を…?」


「誰って、翔に決まってんだろ?」


「は…?誰が…?」


「誰がって… オレ以外に いんのかよ?」


はい~…? ちょっと待って、ちょっと待って…

え…今、自分のこと『オレ』って言った?

智くんて、いつも『僕』って言ってたよね…

それに…口調も いつもと違うような…


何?コレ… 俺、夢 見てんの?

智くんが… 俺を 抱くって…?


え…智くんて、そっちも いけんの?

今まで、そんな素振り 1度も見たことなかったけど…え、マジで 言ってんの…?


「智く…んっ……んんっ……」


噛みつくように唇を塞がれる…


てか…甘っ… そんで… 上手っ…


こんな…リードされるようなキス…初めてだ…


「…ちょっ…智…んっ……んん~…」


ヤバ… クラクラしてきた… 何だよ…


智くんのキスに飲み込まれそうになるのを、何とか逃れようと唇を離す…


「ちょっ…と、待ってって…」


「…何だよ?」


「…マジで、俺のこと 抱く気なの…?」


「…嫌なのかよ?」


「嫌…というか…」


自分が抱かれるとか…考えたこともなかった…


俺に覆い被さってた智くんが 体を起こす…


「…嫌なら、オマエ以外のやつ 抱くぞ?」


「えっ…?」


ね…やっぱ、これ、夢でしょ…?


夢だよね?


誰か…


夢だって 言ってくれ~~…!




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

★こんにちはw

また、しれっとお話始めます…

短編です…全6話です…


しれっと…と書いてますが…

実は、このお話…下書きに入れてたのを、1度消去してます…

というのも、メイン部屋で上げた『君がいいんだ』と平行して書いてたんですけど…

3話辺りを下書きに入れてる時に、よく読んでる書き手さんのお話で、今回のお話のセリフに、よく似たお話が 投稿されてて…

同じ お山のお話を書いてるので、その書き手さんに限らず、職種や設定、セリフ等が 被ることは たまにあるんですけど…

気にせずに上げてもいいかな…とも思ったんですけど、小心者のあたしは 気になってしまって…


お蔵入りにすることも考えたんですけど…まあ、セリフが少し似てしまってるだけで、設定もお話の内容も違うから、上げてもいいかなって…

半月以上 放置してたけど、書き上げてしまったし…メイン部屋で上げるつもりでしたが…

こっちの部屋の下書きに移して、上げることにしました…!

あたしは、お話は書くのも好きですが、読むのも好きなので…たまに、自分のお話だけに限らず、あれ…この設定、誰かも書いてたよねとか、見つけちゃうんですよね…(^^;


まあ、でも、誰かの真似をしてる訳じゃないんで…

これからは、気にせずに上げていこうかな…と思ってます…!

あと…題名も、なかなか決まらなくて…これも、
お話上げれなかった原因の1つですね…

結局、(仮)ですから…

今、つけてる『スイッチ!』は、しっくりきてないんですよね…(^^;

こんなん、どうです?って題名あったら、ご一報ください…!m(__)m


では…紆余曲折 ございましたが…


何とか、ラストまで下書きに入れてますので…


良かったら、続きも読んでみてください…!