★こんにちは!こちらの部屋 このお話が新年1発目になります…年末に 全編 相葉くん目線で上げた「Secret  Eyes 」の松潤sideになります…前後編で終わります…出来れば年明け 最初のお話は、お山がメインのお話を上げたかったんですけどね…まだ書きかけで…それに、挨拶的な事は saoriの部屋で言ったから、こっちは年明けて日にちも経ってるし、書き上がってた このお話で いいかな…と、一応サブカップルになるけどお山の2人も出てくるし、上げちゃいます…w
また毎日更新ではないけど、とりあえず今年もよろしくお願いいたします…!m(__)m



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 彼とは…高校に入学して…

同じクラスになったんだ…


その笑顔を見た時…太陽みたいだって思った…

他人の笑顔を 眩しいと感じたのは初めてで…

この人の笑顔を…ずっと見ていたいなって思ったんだ…


その、笑顔の眩しい人は 相葉雅紀くん…

けど、すぐに気がついた…相葉くんの視線の先にいたのは、新入生代表の挨拶をしていた櫻井翔さん…

何となく2人と話すようになり、俺たちは すぐに打ち解けた…


体育と音楽は、隣のクラスと合同授業で…その隣のクラスには、幼なじみの二宮和也がいる

和は 小・中学校は別だけど、母親同士が仲良くて、小さい頃から頻繁に顔を合わせていたし、時々 電話もしていた


そして…和と同じクラスの大野智くん…確か、大野くんは 中学生の時に和が片想いしていた相手だったはず…

中学の時に告白したら、和とは友達でいたいって言われたって聞いた…今では完全に吹っ切れてるらしいけど…


初めての合同授業の時、この大野くんに…翔さんが一目惚れしたなってのが 分かった…

大野くんを見て固まってたし、色白だからか、頬が一瞬赤く染まったのも、すぐに分かった

そして、その瞬間、相葉くんの表情が曇ったのも… この時、自分の気持ちに気付く… 

俺なら…そんな顔させないのにって…

それから…この一方通行の見えない矢印に…

大野くん←翔さん←相葉くん←俺ていう矢印…

けど…すぐに、大野くんと翔さんの矢印が、互いに向き合ったんだ…


合同授業で音楽室に移動した時、翔さんは すぐに大野くんの隣に座った

相葉くんと俺は、和を挟んで2人と反対側に座ったんだけど、相葉くんが2人のこと覗き込むようにして見てるからか、和が


「…相葉くん、席 替わりますか?」


なんて、余計なこと 言うなよな…

俺は、「ダメでしょ、もう、先生来るよ」って、咄嗟に相葉くんの腕を引いた

そんな俺を見て、和が ニヤリとする…昔から感の鋭い和… たぶん、俺の気持ちもバレているのかもしれない…


和が誕生日にスマホを買ってもらったらしく、即番号を交換した

その後、大野くんも買ってもらったらしく、すぐ5人のグループLINEを登録する

夏休みに 海に行こうって グループLINEを稼働させるけど…

海に行った後、夏祭りや花火大会も行こうかって話が出たけど…和が法事だとかで、5人で行こうかって話は流れた…


けど、その後、大野くんが翔さんに 花火大会に誘われたっていうのを和から聞いた


「ねぇ、その事さ…」

「…分かってます、相葉くんには言いませんよ」


こいつ…どこまで気付いてるんだろ…俺の気持ちも…相葉くんが翔さんのこと好きなのも、気付いてるんかな…



2学期が始まり、駆け足で9月が過ぎていき、中間テストも終わり…

10月にある体育祭のリレーの練習の合間に、5人で話してる時に、翔さんと大野くんが、


「そういえば中間どうだった?」

「翔くんのおかげで赤点なかったよ」

「そっか、良かったな」

「うん、ありがとね」 


て…その会話だけ聞いたら、2人だけでテスト勉強したみたいじゃん…

相葉くんが不安そうな顔で 2人を見つめている


和が、「翔ちゃんが たまたま通ってくれて助かりましたよ」って言うと、

「うん、ニノの説明 分かりにくくてさ~」

「ちょっと…もう あなたには教えませんよ?」

「い~もん、翔くん 期末の時も また図書室に来てね♪」

「いいよ」


そこまで続いて、和と大野くんが図書室で勉強してたとこに、翔さんが たまたま通りかかったんだと分かる

相葉くんは ホッとした表情になってる…はぁ…和、ナイスフォローだよ…


体育祭の日…


開会式があり、スムーズに演目、競技が 進行されていく…

午後の競技で、俺と相葉くんと翔さんはリレーに出る


その前の借り物競争に、和と大野くんが出たんだけど…

お題の紙を見て、大野くんは真っ直ぐ俺らの方に…というより翔さんに来て、


「翔くん、お願い出来る?」と、2人 手を繋いで ゴールに走っていった…

切なそうに2人を見てた相葉くんに、次の和が


「相葉くん、一緒に来てください」って、2人一緒にゴールに走っていく…

てか、お題 何だよ… 和のやつ、相葉くんと手繋ぎやがって…

お題の中身 知らないけど、俺でも良かったろ…


けど、後で 聞いたら、和のお題は『出席番号1番の人』で、大野くんのお題は『なで肩の人』だって…

ああ、そりゃあ、相葉くんに 翔さんになるか…

借り物競争の次、ラストはクラス対抗のリレーだ

第1走者は相葉くん、第2の俺、第3走者と続き、アンカーは翔さんだったんだけど…

どうも 翔さんがゴール直前で足首ぐねったっぽくて、凄い勢いで大野くんが翔さんの元に走って行ったんだ…

相葉くんも 翔さんの異変には気づいたみたいだけど…大野くんのが 1歩早かったみたいで…

大野くんが翔さんに肩を貸して、2人 救護テントの方に歩いていった…

その2人の後ろ姿を相葉くんが悲しげに見てるんだよ…


「相葉くん!」

「え…」

「ぼ~っとしてんなよ、席 戻るよっ」


て、相葉くんの手を引いて席まで連れていったんだけど…やっぱり 浮かない顔してたよね…


体育祭が終わり、翌月は文化祭だった…


隣のクラスは『男の娘メイドカフェ』をやってたんだけど…

和と大野くんが、女子より女子っぽくて可愛いって評判でさ…

翔さんは大野くんに釘付けって感じで…他の男子生徒と大野くんが話してると 超不機嫌でさ…本当、分かりやすいんだよ…


「相葉くんも似合いそうだよね、きれい系?(笑)」なんて、言ってみるけど、あんまり響いてないみたい…



文化祭が終わって、期末テスト週間に突入する…


授業の後、和と大野くんが図書室で勉強するって言ってたんで、3人で覗きに行った…

5人で顔を突き合わせてると小さい声で話してても、笑い声とか、けっこう静かな場所では 響いて…

図書委員とかに睨まれるから、次の日から、学校から近い俺の家で5人でテスト勉強することに…

勉強の合間に5人で話してて、クリスマスに料理とか持ち寄って、集まってプレゼント交換しようかって話しになって…

何日にするかって、「24日?25日?」

「どうせ みんなつき合ってる人いないでしょ?24日で いいよね」


て言ったら、翔さんと大野くんが一瞬 目を合わせて… 相葉くんを見ると、やっぱり不安そうな顔してて…

皆が帰った後、和に電話して聞いたんだ…

もしかして、あの2人 つき合ってるのかって…


「つき合ったとは まだ聞いてないけど、2人で会ったりは してるみたいですよ」

「そう…なんだ」


もう…秒読みか…



5人でのクリスマスパーティーは、翔さんの家でやることになったんだけど…

翔さんも大野くんも、もう少し気を遣ってほしいよ…  て、ムリか…この2人はお互いのことしか見えてないんだから…

でもさ、大野くんが翔さんの家に来たこと あるんだろうなって、分かりやす過ぎ… 相葉くんも気付いてるよね…


プレゼント交換は少し笑えた…全員、中身がマフラーなんだよ…(笑)

アミダで決めたんだけど、俺のは和に、和のは大野くん、大野くんのは翔さんに、翔さんのは相葉くんに…

そして、相葉くんが選んだのは俺が当たった…オシャレなストールマフラーだった…

絶対、大切にしよう…!


夕方、パーティーがお開きになって、途中まで方向が同じだから、相葉くんと一緒に帰ることに…

俺は、もう1つ用意していたプレゼントを相葉くんに渡す…


「相葉くん」

「うん?」

「誕生日 おめでとう」

「えっ…」


本当は 身につけてもらえる物が良かったけど…ネックレスとかさ…でも、友達からネックレスとか、ちょっと違うのかなって…

使ってもらえるか 分からないけど、キーケースにした…

今日が相葉くんの誕生日だって、皆に言ってサプライズしようかとも思ったけど…

俺はサプライズされるの実は苦手で…相葉くんはどうなのかなって…

結局、自分1人だけが こうして「おめでとう」ってプレゼントを渡したけど…

やっぱり 皆から…特に 翔さんからは「おめでとう」って言われたら嬉しいんじゃないかなって…

相葉くんと別れた直後に、グループLINEに改めて、〔相葉くん 誕生日おめでとう!〕てメッセージを残した

少し後に既読が付き、和と大野くんからは〔相葉くん 誕生日おめでとう!〕ってメッセージが、入ってた…

その後、既読4と付くが、相葉くんから〔みんな ありがとう♪〕て返事があったけど、翔さんからはグループLINEには 無かった…

てことは、直接 電話で「おめでとう」って伝えたんだよね?


そして…


年明け…


毎年の恒例行事…和と、和のお母さんが年始の挨拶に 俺の家に来た


その時に、和から…

密かに 恐れていたことが…

現実になったと 聞かされる…