*新しいお話です
中学生の2人とは また別の お山のお話になります…まだ 完結してない話もありますが…毎日ではないですが…あげてみますね…
因みにハピバは…関係ないです(^^;




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〈O〉


  「大野さ~ん」

「はい」

「この本棚は どちらに?」

「え~と…」

「冷蔵庫は こちらで いいですか~?」

「あ…はい、そこで」

「段ボールは、こちらに まとめて置きますね」

「はい、あ、キッチン用品が入った箱だけ、今開けたいので…」

引っ越し業者さんが 次々と 荷物用と家具を 運び込んでくれる

1人分の 荷物でも けっこうあるよな…

「以上になります」

「ありがとうございました」

「こちらにサインをお願いします」

「は~い、お疲れさまです」

外に出て、トラックの傍にいた スタッフさんにも お礼を言う


業者さんが引き上げていき、振り返るとコーポの住人らしき人と 目が合う

うわぁ… すっごいイケメン…!

ペコリと頭を下げると そのイケメンさんも 頭を下げてくれた

見とれてる場合じゃない、とりあえずコンビニで 必要なもの 買っとこ…


買い物を済ませ 部屋に戻る…

う~ん…今日 1日で片付けるのはムリかな?

さっきのイケメンさんは、どこの部屋なのかなぁ… 年齢 一緒くらい?

あ、そういえば 住人に挨拶って…すぐ 行くもんなのかなぁ…?

両隣と上下の階の人くらいで いいんだよね?

でもさ… 僕の部屋 1階の 角部屋で…隣は1室だけ…しかも この部屋の真上の部屋 まだ空室だって 大家さん言ってた

てことはさ、実質 僕が 挨拶するの 右隣の住人だけで いいってこと?


とりあえず 片付けする前に 挨拶だけ 済ませとこうかな…

用意していた 粗品(コーヒーとお菓子のセット)を持って 玄関に行く

いるかな…?あ…表札…お隣 櫻井さんて 言うのか…

隣の部屋のインターホンを鳴らす

ピンコ~ン

あ、足音 聞こえる… 居るみたい

ガチャっと 玄関のドアが開く

「あっ…」「あ…」

さっき 外に いた 凄い イケメンさんだった…

隣…だったんだ…

「お隣さんだったんだね」って 言われて 、イケメンさんに 見とれてたのに 気づく…

ヤッバ~イ…

「あっ…すいません…」

「…いえいえ(笑)」

あ…笑った…

「あのっ…隣に 越してきました 大野智です…あ、これ…どうぞ…!」

粗品を 差し出す

「…お気遣い どうも…俺は 櫻井 翔です、よろしくね」

「あ… よろしくお願いします…」


「…翔ちゃん、誰か来たの~?」

奥から 僕と 同じ位の 背の男性が 出てくる

「お隣に 越してきた 大野くん」

「ふ~ん…」

って その人は 僕を じ~~っと見て…

櫻井さんの 首に 腕を 巻きつけて

「よろしくね」

って  にっこり笑った…




〈S〉

  コーポの前に 引っ越し業者のトラックが 停まっている…

やっぱ 今日だったんだ…

俺の部屋の隣…だよな? どんな人だろ?

あとで…挨拶に来るか?荷物を運ぶ 人達を 横目に 通りすぎる…


コンビニで 買い物をして 戻ってくると、丁度 トラックが 引き上げるところで、スタッフにお礼を 言ってる 隣人?の後ろ姿が 見えた

小柄だな…でも 男性だよな… ちょっと 可愛い女子大生とか 期待したけど…甘かったか…

トラックを見送った 小柄な男性が振り返った

その人と 目が合う… あ…

何、この人… すっげ~ 可愛い…

ペコリと頭を 下げたんで  俺も返す

隣の人…だよな?

けど 部屋には 入らず どこかに 行ってしまった

違うのか…?


部屋に 戻ると 規則正しい 寝息が 聞こえる…

まだ寝てんのか… 昨日 けっこう 飲んだからな…

まぁ 、寝かせとくか…

コンビニで買ってきた パンとかドリンクを袋から出す

さっきの人…同い年 くらいかなぁ…


少しすると インターホンが鳴る

ドアを開けると、さっきの 小柄な男性がいて…

「あっ…」 「あ…」

やっぱり…

「お隣さんだったんだね」

て 声をかけるけど…何か ポ~~っと してない?

ちょっと 顔を 覗きこむと

「あっ…すいません…」

「…いえいえ(笑)」

ヤバ…やっぱ この人 可愛いわ…


「あのっ…隣に 引っ越してきました…大野智です…あの…これ…どおぞ」

差し出された包みを 受け取って…

「…お気遣いどうも… 俺は 櫻井翔です、よろしくね」

「あ…よろしくお願いします…」


「…翔ちゃん、誰か来たの~?」

部屋の奥から 昨日 泊まっていった ニノが 顔を出す

「お隣に 越してきた大野くん」

「ふ~ん…」

って ニノは 隣人を じろじろ見て…

俺の 首に 腕を巻きつけて…

「よろしくね」

って 言った…

おいおい… どう見ても この お隣さん…こ~ゆ~冗談 通じなさそうよ…?

大野くんに 視線を 移すと…

「あっ…あっ…よろしく… しっ…失礼しましたっ…」

て 後ずさりして 部屋を 出ていく

「あっ…ちょっと…!」

パタン!


クックックッ…て ニノが 笑ってる

「変な 誤解 されるだろ?」

「あ…翔ちゃん、今の子 タイプでした?」

「バ~カ(笑)」


部屋の 奥で 寝ている もう1人の友人を ニノが蹴る

「マー君、そろそろ 起きてください」

「ん~…?」

「もう、お隣さん 来ちゃいましたよ」

「んん? えっ…え~~~…もう 来たの?」

目を 擦りながら 残念そうにしてる

友人であり、行きつけのBarの スタッフでも ある この2人は…

隣に 越してくる人を 見たいって… 昨日から 俺の家に 泊まりに 来ていた

「可愛い人でしたよ」

「へぇ…!翔ちゃん、良かったね♪」

「え?(笑)」

「さて、どうなんでしょうね?(笑)」





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櫻井翔様 

お誕生日おめでとうございます!

これからも …

どうか あなたが幸せでありますように…!

❤️❤️❤️❤️❤️