こんにちは。静岡県西部地区(浜松・磐田など)を拠点に、
話し方講師・フリーアナウンサーをしている海野くじらです。
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
自分の声が好きになれない、話すことに苦手意識を持つ方のお力になるべく、個人向け話し方講座や企業研修をしています。
最近は話し方講座、読み方講座などで気忙しく過ごしていましたが、
自分が生徒になって教わる時間をつくりました。
特大ブーメランが返ってきた
ある日、原稿読み講座にて。
「早口になるのが分かっていても直せない。こうすればいいと原理を理解しているはずなのに自分でやると難しい。テレビの原稿なんて毎日聴いている物なのに。」
と生徒さんに言われました。
私の回答としては…
「理解できることと自分がそれを技術として使えることには大きなへだたりがあります。
話すこと、読むこと、歌うことなどはどれも簡単そうで誰でもできそうに見えますよね。
言われることも5分もあれば理解はできる。
でも体得するのに何年も時間がかかるから
プロの職業になるんですよ。」
と、ドヤアっとイキって話しました。
翌日、今度は自分が
現役の俳優さんに朗読を教えてもらう時間を過ごしました。
オンライン化のおかげで”首都圏にいなければ会えないような人と簡単に繋がれる”
夢のような時代になりましたね。
前日自分が生徒さんに言ったことと
全く同じことを指摘されました。
・早い、走りがち
・語尾の音が消えている
・語頭を高く ・連子音大事に読む
・この文の中でこれとこれとこれは並列だから
同じ高さで入らない…
昨日投げた言葉のブーメラン、ブーンヒュルヒュルヒュル…ぐさっ!
自分に直撃すぎて笑ってしまう。
自分も成長したい!
でも私もプロとして看板を掲げている以上
「絶対にこのままではイヤ!」と思い、
みっちりマンツーマンでしごいてもらったら
「見違えた!教えがいがある。
セリフ部分は聞き惚れました。戯曲を読んだ方がいい。」と嬉しいお言葉を頂きました。
先生は、俳優座で学んだそうで私の敬愛する市原悦子さんの語りを引き合いに出してくださいました。
「異化」という理論で演劇をなさっているそうです。
私と全く逆の解釈。
その日は「ごんぎつね」を読んだのですが、
私は『このごんは、何歳だろう、いたずらするから子供?でも子供は自分のしたことを後悔して
つぐないのようなことをするかな…、私がそれをし始めたの大人になってからだけど。
ということは、人間で言う青年くらいの歳なのでは???
孤独が寂しくないからやっぱり結構いい歳なんじゃ?』
など色々考えます。
でも、先生は言うにはあくまで「俯瞰」でみること。
突き放した立ち位置から読み、声が一人歩きするような読みを目指すこと…
悲しい時は悲しそうにではなく、
悲しみをグッとこらえた声、
情景にニュアンスをつけない…と教わりました。
そうか…、
難しいし面白いな。
自分にとって、朗読やナレーションは好きだけど発展途上のジャンル。
好きだから上達したいし、人に見てもらえるのって嬉しい。
今度は中原中也の詩が読みたい。
自分の解釈を消さずに
少し冷静な「俯瞰」の読み方ができるように
精進しようと心に誓ったのでした。
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