こんにちは、くじら旅行です。2回目の投稿です。

 試験が終わって暇なので、家に引きこもっている今日この頃。読みたい小説もなく、英語の勉強をしたりマリオカートをしたり(唯一の得意なゲーム……。)ゆっったりと過ごしています。

 

 さて、2024年3月16日、全国の鉄道各社でダイヤ改正が行われます。筆者の家の近くの路線も始発の時間が早くなり、東京駅にも早く行けるようになって新幹線にも乗りやすくなりそうです。

 

 今回の目玉はなんといっても、北陸新幹線延伸ですね!

 現在東京から金沢を結ぶ北陸新幹線が敦賀まで延伸され、筆者を含む首都圏の人々は福井県にとても行きやすくなります。JRも福井のカニや恐竜のポスターで絶賛売り出しているところです。迫力のあるポスターにはいつも驚かされます。

 

 筆者自身北陸にはかなりの思い入れがあります。過去2回訪れたのですが、良いところが数えきれない。

 金沢は特に「良い街だなあ」と思ってしまいました。

 

 こうして新幹線開業に沸いている福井県ですが、別の視点から見ると、「大丈夫かなあ」と思ってしまうことがあります。

 

 

「在来線特急なら止まったのに、新幹線が止まらない駅の街が廃れるんじゃないの?」

 

 新幹線延伸の目的は高速化、利便性向上が挙げられます。しかし、そのためには停車駅は少なくすることが必要になってきます。従来の在来線特急は停車したのに、新幹線では停車しなくなる駅は必ず出てきます。

 

 今回でいうと福井県鯖江市に位置する鯖江駅。鯖江は古くから稲作の裏作でメガネのフレームが有名で、日本では96%が鯖江で作られています。

 鯖江は飲み屋の多い街でもあるそうで、関西のサラリーマンが飲みに来ても日帰りで帰ってこられる立地です。特急で一本で行けた時代は手軽さもあったでしょう。しかし関西から一本で来られないなら……。

福井県中部に位置する鯖江市。従来は大阪、敦賀、金沢を結ぶ北陸本線が通っていた

 利用者にとって案外一番重要なのは「利便性」です。特急1本で快適に来られる飲み屋はかなりポイントが高かった。そういった利便性が欠如するのは利用者が遠のく心配もあります。新幹線の駅から500円のタクシーを走らせるなど対策を取るそうですが、その効果はいかに……。

 

 新幹線開業の光と影。勿論首都圏からの観光客は増えるでしょうし、開業効果でしばらくはかなりの旅客の往来が予想されます。地方都市がこのような光に隠れ、衰退していかないのを願うばかりです。

 

今回の参考文献 読売新聞の記事です。

北陸新幹線延伸も「開業効果はあまり頼りにしていない」…駅なく通過の街