法 | 趣味の部屋「お好み屋」

趣味の部屋「お好み屋」

趣味の分野、一日の出来事などを綴る日記です。

憧れの領域というものがあります。

関係者以外は立ち入ることが叶わない関西将棋会館の三階以上の階層が、まさに、その領域だと思います。

 

関西将棋会館は五階建て。

その最上階の対局室のひとつに

御上段(おんじょうだん)

という対局室があります。

そこには十四世名人から十七世名人迄の4人が筆を取られた掛け軸が掛けられています。

 

聞いたことはあるとしても

漢字で書くとなれば直ぐには書けない

 

法り(のっとり)

 

お手本にする

模範にする

という意味合いですが尊い漢字だと思います。

 

先述した掛け軸は

 

 

 

天法道(天は道に法り)
十四世名人木村義雄
 
地法天(地は天に法り)
十五世名人大山康晴
 
人法地(人は地に法り)
十六世名人中原誠
 
道法自然(道は自然に法る)
十七世名人谷川浩司
 
 
と言う内容になっています。
慣れ親しんできた大阪の福島に現存する関西将棋会館が対局場として、そして、道場として、解説会場として躍動する日も残り少なくなってしまいました。
移転先は大阪の高槻と言うところです。
この4人の掛け軸も移動することになるでしょう。