岡山へ避難した医師 | クジラ怪人の琉球釣り日記

クジラ怪人の琉球釣り日記

2011年3月11日
世界は変わってしまいました。

現在進行中の危機への対処を考えていきたいと思ってはいるのですが。

正直、うまい回答は無いのが現実ですね。
一緒に考えていきませんか。
少しは何かできることがあるんじゃないでしょうか。

http://mitaiin.com/?page_id=10


以前も紹介したことのある、東京小平から岡山に避難した小児科医、三田医師のブログです。

現時点での三田医師の放射能汚染についての見解が記されています。

親の代から続いた小平の三田医院をたたんで、岡山で開業したのです。

大変な犠牲を払ってのことでしょう。


小平にいて、主に東京、そして、関東の放射能汚染を心配する親子の診察をするうちに、小児の白血球に異常が発生していることに気が付き、警告を発し、さらに、青年、成人に、甲状腺癌が発生していることにも気が付きます。

意外にも、甲状腺癌については、小児にではなく、青年 15歳~19歳、成人20歳以上、のほうに影響が出ている可能性があると言っています。


避難が必要なのは、小児だけではない、青年、成人も危険であると訴えているのです。


東京駅は爆心地 フクシマ第一原子力発電所から210キロだったと思うのですが、この距離は、チェルノブイリの放射能汚染で大変な被害を受けている地域の爆心地との距離よりも近いのです。

影響がないわけがないのです。

しかし、東京が放射能汚染されたことを認めてしまえば、この国は滅びてしまう。


そこで逆にオリンピック誘致などいうバカげたことして、日本が元気になろうなんてことを言いだす。


恐ろしい国です。

当然、政府はすべて分かった上ででやっている。


東京の放射能汚染は、すでに、国家機密なのです。

誰でも分かるはずのことが国家機密?

そう、誰でも分かっていること、日本は戦争に負ける。

これを口にすれば特高警察にひっぱられて、拷問されて、殺された。

東京は放射能汚染されている!


三田医師のブログにもありますように、また、UTUBEでも見られる、講演会にもありますように、当事者の街、東京では、決して、口にできないのです。


しかし、この島国、日本でどうやって安全に生きていけばいいのか。

この危険な島に1億3000万人に近い人口を養っていくことは、本当に可能なのだろうか?


明らかに地震が活動期を迎えてしまったことは、20110311で大きく歪んだ日本列島が、元に戻るために、内陸の活断層に起因する地震が多発していることでも明らかです。

熊本、大分の震災は、その顕著な例ですが、それ以外にも、311後、関東でも、それまで震源地になったことなど聞いたことのない内陸部での地震が多発しています。


フクシマ第一原子力発電所の1~3号機の溶け落ちた核燃料は、いったいどこにあるのかすら分かっていません。

さらに、合計1500体余りの使用済み核燃料が、崩れかけた建屋の燃料プールにそのまま瓦礫にうずもれながら放置されているのが、現実なのです。4号炉だけがなんとか、共用プールに移動できたのです。これは、4号炉の建屋の崩れ方が激しくて、しかも、運転中の原子炉から制御棒で止めただけの、使用中核燃料という、おそろしく危険なものが存在していたことから、4号炉プールの崩壊、使用中核燃料の大気中への露出、火災、大量の放射性物質の大気中への拡散、日本全滅のシナリオがあったのです。

この最悪の事態が回避されたのは、やっと2014年の末だったのです。

政府は、この状態で、2012年に早々と事故収束宣言を出していたのです。

大本営発表の南方諸島からの皇軍の転戦発表を笑えませんね。

負けて敗退しているのに、作戦上、方向を変えた、180度変えただけなのです。

また、こんなばかげた発表をしたのが、自民党政治から日本を変えたいと思って、多くの人が票を入れた政党がやってくれたのだから、もはや、日本人に政党政治によって民主主義をもたらす希望が全くないことを証明してしまった。


本当に考え込んでしまいます。


私は沖縄の基地問題、虐げられた先住民族の歴史、などという観点で、ブログを書いていたころもありました。

甘かったです。

今、フクシマのみならず、首都圏に住む日本人のほうが、沖縄の人よりもはるかに虐げられ、犠牲にされています。


このことを、正直に国民の前に政府が発表して、原発完全撤廃を実施していく、そして、放射能汚染地域からの住民の移住を率先して行うことが、最低限、政府のやるべきことのはずなのです。


そして、放射能汚染地域とは、決して、フクシマの県境までではないのです。

関東、それも、東京を含めた広大な地域のことなのです。

4000万人を超える関東の住民をすべて西日本に避難させるなんて、バカなことを言うなという人がいるとします。


そうでしょうか?

僅か9%程度の土地に4000万人、30%以上の人口を集めてしまったことを考えれば、できないことではないのです。


以前から私は、関東自体の土地の使い方を考えれば、麻痺しているに近い東京の人口集中をもっと分散できるはずだと思ってきました。

農業にも使われずに、放置された土地が、千葉、茨城などに広大に広がっています。

地価などは地方と比べても安いのです。

交通網を発達させて、しかも、分散型のオフィスの展開をして、さらに、IT技術がこれほど進んだのですから、なにも、物理的に狭いオフィスに集まる必要などない。ホームオフィスでいいのです。

しかし、とても残念なことに、この余っていたはずの関東の土地が汚染されてしまった。

千葉北部など、フクシマと変わらない土壌汚染なのです。

本当にうかつにも、私は、ここまで関東の汚染が激しいことに気が付いていなかった。

昨年の柏市での甲状腺検査の結果を見て、びっくりして、そこから調べて初めて分かった。

情けないことです。


正直、私も、こんなことを書いて、発信して、なんになるのだろうか、と思う。

意味がないような気すらする。


私には何もすることができない。

誰か一人でも助けてあげることすらできない。


今回の大変異常な群発地震の中ですら、川内原発は停止しなかった。

九州電力の見解はブログに書いた通りです。

想定内の対策はしてあるから、安心しろとw。

もう、以上を通り越して、完全にマヒしている。

麻痺しないと生きていけないからでしょう。