『あの海に、笑顔が戻るその日まで』を読んで。 | くじらいいく子 オフィシャルブログ 「クジラのキモチ」 Powered by Ameba

『あの海に、笑顔が戻るその日まで』を読んで。

小原信治さんの草の根広告社

(福山雅治さんオールナイトニッポン 魂のラジオ)


http://www.allnightnippon.com/fukuyama/blog/index.php?id=7

日本ライフセービング協会 東北支部

http://www5a.biglobe.ne.jp/~north40/page005.html



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脚本家の小原信治さんから、メールが届きました。


「東北のライフセーバーのこんな活動を見つけました」


届けてくれたのは、津波で消えた海で活躍をしていた

ライフセーバーの復活へのHPでした。


それを見ていて思った。

そうだ、私は海が好きだったんだ。

だからライフセーバーを主役にした

『早乙女タイフーン』を描いたんだった。


夏の海で、ひたすら海と人を守るため、

あの海で働いている人たちを、

私は応援というよりも、どこかうらやましく、

彼らに近づきたいという気持ちで描いたんだった。


東京で生まれて、私に故郷はなくて、

子供のころ年に一度だけ連れて行ってもらえた海が、

すべての“希望”だったから、

たった3日間の楽園で、

あとは埃まみれの新宿で暮らしても、

夢は忘れられずにいたんだ。


いつか海の側で暮らそう!



そうだ、海を目指して来たんだ。


そして漫画家になって、

『早乙女タイフーン』を描いた時、

”ココロに海を持っている人”に出会った。

それが小原信治さんだった。

『早乙女タイフーン』の脚本家だ。


その小原さんから

ドラマの脚本を書いた時、取材で聞いた

「海を嫌いになってほしくないから頑張るんです」

というライフセーバーの言葉を教えてもらった。


ちょっと、ハッとした。

私はなにか大事なものを忘れていたんじゃないの。


時間が経っても、まだ海には行かれていない。

目の前なのに、海の匂いは沢山するのに、

まだ足は向っていなくて。

もちろん海は嫌いになったわけじゃないのに。


小原さんのブログ、

『あの海に、笑顔が戻るその日まで』(3/24)を

もう一度読んでみた。


先に海辺で暮らしていたわたしのほうが、

都会から来た、今は海辺の住人に

大事なことを教えてもらったような気がする。


そろそろ海へ、行ってみようか。