キングカズの活躍。そのカズをバカにして更にJ2を侮辱した張本事件。J3からの昇格チーム、ツエーゲン金沢の躍進。J1経験チームが半数を占める状況もあって、J2の闘いが熱い(らしい)。
2ステージ制となったJ1と違い、J2は春→秋開催の1ステージで、全22チーム総当たりH&Aの2回戦、42節を戦う。
今季J1からの降格チームはセレッソ大阪と大宮アルディージャ、徳島ヴォルティス。J3からの昇格チームはツエーゲン金沢。
第9節終了時の順位は以下の通り。 ( )内は勝点
1.ジュビロ磐田 (22)
2.ツエーゲン金沢 (21)
3.V・ファーレン長崎 (17)
4.ジェフユナイテッド千葉 (17)
5.大宮アルディージャ (17)
6.愛媛FC (16)
7.ファジアーノ岡山 (15)
8.セレッソ大阪 (15)
9.東京ヴェルディ (15)
10.コンサドーレ札幌 (15)
11.アビスパ福岡 (14)
12.横浜FC (13)
13.京都サンガF.C (10).
14.カマタマーレ讃岐 (9)
15.ギラヴァンツ北九州 (9)
16.徳島ヴォルティス (9)
17.水戸ホーリーホック (8)
18.ザスパクサツ群馬 (8)
19.栃木SC (8)
20.大分トリニータ (7)
21.ロアッソ熊本 (6)
22.FC岐阜 (4)
J1経験チームで昇格争いに絡んで来そうなのは、ジュビロ磐田、ジェフ千葉、大宮アルディージャか。セレッソ大阪、コンサドーレ札幌、アビスパ福岡、試合終了前10分で0-3をひっくり返して奇跡の逆転劇を演じた東京ヴェルディの今後も注目。
J1の経験はないものの、V・ファーレン長崎、ファジアーノ岡山、愛媛FCも期待大。
そしてなんと言っても、北陸新幹線開業に合わせるように、J3優勝で今季J2に昇格参入してきたツエーゲン金沢。巷の北陸ブームに乗って今季台風の目になっている気がする。(玉城選手早くみたい)
個人的に話題をさらっているのは横浜FC三浦和良選手。J最年長出場と最年長ゴールの記録更新がどこまで続くのか。
J2はJ1の2軍じゃないってことを、世間にもっと知ってもらいたい。張本が出てる限りサンデーモーニングは観ない。
■カズ選手について
横浜FCの監督が、若くて得点力の高い選手でFWを強化して欲しいと望んでも、カズをFWの戦力としてみなしている状況を維持するため、満足な強化をフロントが行わないという話がある。プロクラブで「勝利」を義務付けられた監督が、カズの広告塔としての価値をクラブフロントから押し付けられて苦労していると。
それでも、三浦和良という選手をチームに在籍させていることの意味はスポンサー獲得ということ意外にも沢山ある。クラブ、チームメイト、ファン・サポーター、J2というカテゴリーのリーグ、Jリーグ・日本サッカー全体にとって、三浦和良という選手の活躍は意味があるのだ。何より今季はプロ選手らしく結果で示している。理不尽かも知れないが、フロントの方針に従って勝利を目指すこともまたプロ監督の力量。