東京から南へ約1000キロメートル。
小笠原群島の父島・二見港 に船は入港する。
ちなみに、本州からはこれぐらい離れていたりする。
http://www.h7.dion.ne.jp/~imagic/sima2/tokyo/tokyo.html

実は、日本最東端の南鳥島 、最南端の沖ノ鳥島 も、小笠原。
そして、住所は東京都内。東京はかなり広いのである。

島のすぐ外は、水深1000メートル以上の大洋底。
外洋性の鯨類、魚類が生息する大海原の真っ只中の
小さな陸地に人間は居住させてもらっている。
謙虚な気持ちになる。

いまや、ジェット機が24時間で地球の裏側へ到達し、
人工衛星が数多、軌道を周回するこのご時世、
船で25時間以上かけてやっと到達する小笠原は、
大変貴重なトコロであると思う。
願わくば、航空路線が開通しないことを。

余談:米国の元大統領・ブッシュ(父)が搭乗する戦闘機は
    父島で対空砲火を浴び墜落。後日救助された。
   (そのまま殉死してれば、どれだけ世界は救われただろう)